広島を知る

広島文学資料室の作家から

原 民喜

原 民喜(はら たみき)
1905-1951 詩人・小説家

広島生まれの原民喜は、広島市中区で被爆し、その際の体験をもとにした小説『夏の花』で著名な詩人・小説家です。「三田文学」の編集にもたずさわり、遠藤 周作などの後進を育てる一方、被爆の体験にもとづく作品を発表しました。親族や関係者から寄贈された書簡や原稿など、多くの資料を収集していますが、ここ では、詩や文章などの草稿を中心にご紹介します。
詩稿『死について』

詩稿『死について』

詩稿 『死について』
原民喜 筆  ペン書き 200字原稿用紙 1枚
「お前が凍てついた手で…」

詩稿『一つの星に』

詩稿『一つの星に』

詩稿『一つの星に』 原民喜 筆  ペン書き 原稿用紙 30×21cm 1枚
「わたしが望みを見うしなって…」

草稿 『死と愛と孤独』1

草稿 『死と愛と孤独』1

草稿『死と愛と孤独』 原民喜 筆  ペン書き 400字原稿用紙 1枚目
「原子爆弾の惨劇のなかに…」

草稿 『死と愛と孤独』2

草稿 『死と愛と孤独』2

草稿『死と愛と孤独』 原民喜 筆  ペン書き 400字原稿用紙 2枚目

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)1

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)1

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)  ペン書き 400字原稿用紙 1枚目
「ガリヴァは16年と…」
※この、スウィフト作のガリバー旅行記の再話が、原民喜の最後の仕事となった。なぜ、最後の仕事にガリバー旅行記を選んだのかは、被爆の体験を抜きには考えられません。本編は膨大なページ数となるため、ここでは、あとがきを紹介しています。

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)2

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)2

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)  ペン書き 400字原稿用紙 2枚目

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)3

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)3

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)  ペン書き 400字原稿用紙 3枚目

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)4

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)4

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)  ペン書き 400字原稿用紙 4枚目

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)5

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)5

草稿『あとがき』(ガリバー旅行記)  ペン書き 400字原稿用紙 5枚目

写真 『原 民喜 詩碑』1

写真 『原 民喜 詩碑』1

写真 『原民喜詩碑』(平和記念公園 原爆ドームそば) 花の幻の詩碑  全景

写真 『原 民喜 詩碑』2

写真 『原 民喜 詩碑』2

写真 『原民喜詩碑』(平和記念公園 原爆ドームそば) 花の幻の詩碑  詩部分

「 碑銘 原民喜
遠き日の石に刻み 砂に影おち
崩れ墜つ 天地のまなか 一輪の花の幻 」

この碑銘は、遺書にも書かれていた詩で、最終行から、民喜の命日は花幻忌と呼ばれる。当初、広島城内にあったものが、現地に移設された。