旧広島藩主浅野家から寄贈を受けた和漢の古書・図記類のうち、疎開により原爆の被災から免れた約1万点。和書では、木版本の「平家物語」「新刊吾妻鏡」「大仏物語」「人国記」「義経記」や、「百人一首」「はちかづき」「土佐日記」「浜松中納言物語」などの写本があります。漢籍には、南宋の陳与義の作品集である「増広箋註簡斎詩集」や、元の呉太素撰「松斎梅譜」(写本)、明版の「西遊記」などがあります。絵図類には、広島城下の様子を伝える城下絵図や「諸国古城之図」、岡岷山の「都志見往来日記・同諸勝図」などのほか、藩主が参勤交代のときに用いた「道中日記」などがあります。浅野家からの寄贈資料は、中央図書館の特別集書の根幹となるものであり、大部分はマイクロフィルムに収めています。
広島市立図書館が所蔵する貴重資料の画像を、検索・閲覧できるデジタルアーカイブです。浅野文庫資料も一部公開しています。
こちらから利用案内をご覧いただけます(令和4年3月改訂) [PDF:2.05MB]
画像の利用(掲載・放映等)を希望される場合は、所定の手続きが必要です。以下の様式にご記入いただき、メール又は郵送でご申請ください。
メールアドレス:reference@library.city.hiroshima.jp
郵送宛先:〒730-0011 広島市中区基町3番1号 広島市立中央図書館 浅野文庫担当
申請書の受領後、利用承諾やデータの提供に時間がかかる場合があります。申請は十分余裕をもって行ってください。
原物・マイクロフィルムの閲覧を希望される場合は、所定の手続きが必要です。必ず事前にお電話でお問い合わせください。
お問い合わせの際には、資料照会までの時間を短縮するため、具体的な資料名と利用希望箇所を特定の上ご連絡ください。
なお、資料の保存のため、複製(紙焼き本、マイクロフィルム等)がある資料については、まず複製で閲覧していただきます。資料の状態が悪い場合、また展示中、他施設への貸出中等、ご利用できない資料もあります。ご了承ください。
令和元年(2019年)は、浅野家第3代浅野長晟(ながあきら)が、広島藩の藩主として入城してから400年にあたります。このことを記念して、中央図書館では平成29・30年度に歴史講座を、令和元年度に企画展を開催しました。講座概要や企画展で展示したパネルの一部を掲載しています。
古典籍資料に関するサイトを、「その他のリンク集」のページでまとめています。
広島市に関する事項については、レファレンス申込フォームからも受け付けています。