広島を知る

過去のサテライト展示

「鈴木三重吉 童話の道へ -「赤い鳥」誕生まで-」

平成30年3月11日~平成30年7月24日開催

小説『桑の実』で好評を得たものの、創作に苦しむ鈴木三重吉は、大正3年に『現代名作集』、翌年に『三重吉全作集』の出版を始め、やがて小説の筆を折ってしまいます。娘 すずの誕生後、初めての童話集『湖水の女』を発表、続いて『世界童話集』のシリーズを刊行し、本格的に童話へ取り組みます。『世界童話集』で洗練された装画を担当したのは、後に「赤い鳥」の表紙を描く清水良雄でした。

会場 中央図書館 2階 展示ホール前
関連資料 展示資料リスト [PDF:115KB]

「大庭みな子―没後10年を読む」

平成29年9月2日~平成30年3月10日開催

作家 大庭みな子が平成19年(2007年)に亡くなって今年で10年となります。この間、大庭みな子を巡っては、全集の刊行や研究会の発足があったほか、様々な作品集や評論においても、大庭みな子とその作品が取り上げられてきました。より深く、あるいは新たな視点で、大庭みな子の文学の魅力を伝える、没後10年間の出版物をご紹介します。

会場 中央図書館 2階 展示ホール前
関連資料 展示資料リスト [PDF:137KB]

「生誕100年 峠三吉 ③『原子雲の下より』」

平成29年7月1日~平成29年8月31日開催

詩集『原子雲の下より』(青木書店 昭和27年9月)は、峠が中心となって広島の子どもたちや市民から作品を集め、編まれた詩集です。出版社からの依頼に、峠は喀血後の体で応じ、広島に戻るとすぐに編纂委員会を立ち上げます。その後、学校や職域を通じた詩の募集や、集まった作品1,389篇の選考など、一か月余りで原稿をまとめました。出版から約半年後、峠は亡くなります。峠自筆のメモなど『原子雲の下より』に関わる資料は、詩集出版に向けて奮闘する峠の姿を伝えています。

会場 中央図書館 2階 展示ホール前
関連資料 展示資料リスト [PDF:89KB]

「生誕100年 峠三吉 ②『われらの詩』」

平成29年4月19日~平成29年6月14日開催

峠三吉は自身の創作活動だけでなく、多くの文芸誌、サークル誌の刊行に携わりました。中でも昭和24年11月に創刊されたサークル詩誌「われらの詩」は、『原爆詩集』や『原子雲の下より』の出版を経て亡くなるまで、峠にとって戦後の文学活動の中心となりました。朝鮮戦争など当時の社会情勢の中で、反核、平和を掲げて活動した「われらの詩」に対しては、戦後の社会運動や詩運動を考える側面からも、再評価の動きが高まっています。

会場 中央図書館 2階 展示ホール前
関連資料 展示資料リスト [PDF:77KB]

「生誕100年 峠三吉 ①『原爆詩集』」

平成29年2月15日~平成29年4月16日開催

平成29(2017)年は、詩人 峠三吉の生誕100年にあたります。「ちちをかえせ ははをかえせ…」の「序」からはじまる『原爆詩集』は、峠三吉の生前唯一の個人詩集です。平明な言葉と具体的な表現によって、広島の惨禍や原爆への怒りを伝えるこの詩集の完成に向けて、推敲の跡が残る草稿等、自筆資料を中心にご紹介します。

関連資料 展示資料リスト [PDF:91KB]

「没後10年 近藤芳美」

平成28年12月1日~平成29年2月12日開催

近藤芳美が没して10年が過ぎました。近藤芳美は、昭和22(1947)年に歌論「新しき短歌の規定」を発表し、戦後短歌を拓きました。長年にわたって新聞歌壇の選者を務めたことでも知られています。また、近藤が主宰した歌誌「未来」は同人たちに引き継がれて、現在も多くの歌人が活躍しています。時代を詠い続けた歌人 近藤芳美をご紹介します。

関連資料 展示資料リスト [PDF:131KB]

「もう一度読みたい 阿川弘之」

平成28年7月30日~平成28年11月29日開催

戦後70年の夏に、広島市出身の作家 阿川弘之(1920-2015年)が亡くなってから一年となります。日本語の美しさにこだわり、生涯、旧仮名遣いを貫いた阿川は、師 志賀直哉から受け継ぐ端正な文章で作品を書きました。自身の青春時代とも重なる戦記文学や、ユーモアあふれる随筆など、今も愛される作品とともに、70年近い作家人生を振り返ります。

関連資料 展示資料リスト [PDF:147KB]

「畑 耕一 - 生誕130年に寄せて」

平成28年4月15日~平成28年7月28日開催

広島市出身の畑耕一(1886~1957年)は、戦前には小説や劇評を執筆したほか、新聞記者として文芸を担当し、映画会社に入って製作に携わるなど、多彩な才能を発揮しました。戦中に可部へ疎開した後は、生涯をこの地で暮らし、文芸誌への寄稿や講演、ラジオ出演など、戦後の広島の文化を支えました。本展では代表作のほか、畑が好んだ怪談や俳句、ゆかりの品などをご紹介します。

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「黒田三郎 詩集『ひとりの女に』 -H氏賞受賞から60年-」

平成27年12月1日~平成28年4月13日開催

呉市生まれの黒田三郎は、飾らない言葉で、一市民としての生活感情に根差した詩を作りました。第一詩集『ひとりの女に』でH氏賞を受賞し、戦後を代表する詩人の一人として知られています。家族との暮らしの中で生まれた詩や、教科書に掲載された詩など、その作品は今も親しまれています。
(H氏賞とは、日本現代詩人会が主催する、現代詩のすぐれた新人の詩集を広く社会に推奨することを目的とした文学賞です。機械メーカー・協栄産業の創業者 平澤貞二郎の基金により、昭和25年(1950年)に創設されました。)

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「作家たちの原爆体験」

平成27年7月20日~9月6日開催

広島文学資料室の作家の中には、昭和20年(1945年)8月6日の朝を広島で迎えた作家がいます。人を探すために、また、負傷者を助けるために、焦土の街を歩いた作家もいます。作家たちは、忘れることのできないその日の体験を、被爆直後から、あるいは長い時間をかけて、それぞれの言葉で作品に書き残し、ヒロシマの記憶を伝えています。本展では、9名の作家の原爆体験と作品をご紹介します。

関連資料 展示資料リスト [PDF:128KB]

「大木惇夫 生誕120年・第一詩集『風・光・木の葉』刊行90年」

平成27年5月13日~7月19日開催

広島市天満町(現 西区)に生まれた詩人 大木惇夫は、北原白秋に才能を認められてデビューしました。大正14年(1925年)に第一詩集『風・光・木の葉』を発表すると、抒情性豊かな詩が高く評価され、訳詩や小説、児童文学、歌謡曲の分野でも活躍しました。故郷 広島を詠った詩も多く残し、平和記念公園、比治山公園、三瀧寺などに、作品を刻んだ文学碑が建てられています。

関連資料 展示資料リスト [PDF:130KB]

「『三重吉全作集』装幀を楽しむ」

平成27年1月7日~5月12日開催

鈴木三重吉は、大正4年(1915)から私財を投じて『三重吉全作集 全13編』を刊行しました。創作への行きづまりを感じた三重吉にとって『全作集』は集大成であり、こだわりの強さゆえ、各編で異なる美しい装幀を手がけた画家 津田青楓とも衝突し、刊行途中に絶交へ至ります。小説の筆を折った三重吉は、大正6年に清水良雄の表紙画による『世界童話集』を刊行、その翌年、雑誌「赤い鳥」を創刊します。

関連資料 展示資料リスト [PDF:114KB]