広報・資料

資料収集方針

広島市立図書館では、図書館の使命や役割をふまえて、図書館資料収集の考え方を「広島市立図書館資料収集方針」としてまとめました。中央図書館(区図書館、まんが図書館を含む)とこども図書館は、設置の根拠となる条例が異なりますので「収集方針」も2部構成としました。

中央図書館資料収集要綱

1.趣旨

この要綱は、広島市立中央図書館条例に基づき設置された図書館における資料の収集について、広島市立中央図書館条例施行規則に基づき、その必要な事項を定めるものとする。

2.資料収集の基本方針

市民の生涯にわたる教養、調査研究、レクリエーションに役立つ資料や情報を収集し、提供することは、公立図書館の基本的な役割である。
広島市立図書館は、この基本的役割を踏まえて、市民各層の幅広い資料要求にこたえるとともに、国際平和文化都市の図書館として、地域文化の継承・発展に寄与し、また原子爆弾による被爆体験の継承と平和意識の高揚を図り、そしてまた国際理解を深めるための資料収集に努める。

3.資料収集の方法

  • (1)収集計画に基づいて収集する。
    広島市立図書館は、国内の出版物の網羅的な収集を目指す。収集にあたっては、収集計画を作成し、それに基づいて収集する。
  • (2)図書館システムとして収集する。
    広島市立図書館は、中央図書館、こども図書館、各区図書館、まんが図書館、自動車図書館を一体のシステムとして運営している。このため、それぞれの役割や機能を踏まえて、体系的な蔵書構成を図る。
  • (3)市民の要求を資料収集に、的確に反映する。
    広範な市民の要求を資料収集に反映する。リクエスト等の直接の要求だけでなく潜在的な要求や将来の要求も反映する。
  • (4)資料収集方針は公開する。
    資料収集方針は広く市民に公開し、収集内容を明らかにするとともに、市民の要望や意見を真摯に受けとめ、多様な議論の中でより豊かな資料収集方針を作成する。

4.各館等の役割と資料収集の範囲

  • (1)中央図書館は、広島市の中心館として、区図書館等の支援並びに高度な学習や調査研究の専門図書館及び最終的な保存図書館という役割がある。
    このため、高度な学術書を除き、専門書を含め、選択基準に例示した資料を中心に幅広く収集する。
    専門的な資料の収集にあたっては、大学や専門機関等と相互協力のうえ、効率的な収集を行う。
    また、広島資料、被爆文献資料、広島文学資料は、広島市としての特色を有するものであり、関係資料を網羅的に収集する。
  • (2)区図書館は、市民の身近な図書館として、乳幼児から高齢者まで、日常生活の中で必要とされる資料や情報を提供するとともに、様々な学習や調査研究の援助を行う。高度かつ専門的な事項については、中央図書館やその他の図書館等と連携して支援する。
    そのため、児童図書から一般図書まで幅広く収集する。一般図書は、小説、実用書・教養書・参考図書等、新鮮な図書の維持に努める。また、地域に関する資料は、網羅的に収集する。
  • (3)まんが図書館は、全国唯一の公立の漫画専門の図書館であり、広島市の特色の一つである。漫画は、近年学術的な研究も進められ、大学の学科に加えられる等、社会的評価も定着してきている。
    このため、市民の豊かな感性や創造性の醸成に役立てるとともに、漫画文化の発展に寄与するため、良質で資料的価値の高い漫画資料及び漫画研究のための漫画関係資料を体系的に収集する。
    また、まんが図書館あさ閲覧室は、まんが図書館を補完する付属施設として、学習・教養漫画を含む漫画資料を収集する。
  • (4)自動車図書館は、市民に対する直接サービスとしての自動車文庫(「ともはと」号)業務と、間接サービスとしての公民館図書室や地域文庫等の配本所への配本業務がある。
    自動車文庫(「ともはと」号)は、図書館を利用するのに不便な地域の市民にサービスを提供するが、その主たる利用者は地域の乳幼児から高齢者である。これらの人々の読書及び情報に対する要求を受けとめ、小説、実用書、児童図書を中心に収集する。
    配本所は、市民の気軽な学習の場として読書及び情報に対する幅広いニーズを受けとめ、乳幼児から高齢者まで、幅広い利用層を対象に、趣味、教養、娯楽、学習等に必要な資料を収集する。

5.収集から除く資料

  • (1)多くの利用が見込めないような高度な学術書や個人利用を主とする学習参考書、問題集。
  • (2)視聴覚資料(ただし、視覚障害者用のカセットテープは収集する)。
  • (3)興味本位な性的表現のもの、暴力を助長するおそれのあるもの等で、社会の秩序や市民の生活を著しく混乱させるもの。
  • (4)造本、印刷等が図書館での利用に耐えられないもの。

6.資料の選択

資料の選択は、2の「資料収集の基本方針」、3の「資料収集の方法」、4の「各館等の役割と資料収集の範囲」を受け、別に定める「選択基準」に基づき行うこととする。
なお、利用頻度の高い資料は、資料費や蔵書構成等を勘案しながら、複数収集することも考慮する。

7.選択の基本的態度

図書館は、利用者が自ら考え、判断することができるよう、次の点に留意しながら、あらゆる思想や主張が共存するような幅広い資料の収集に努める。

  • (1)多様な、対立する意見のある事柄については、それぞれの観点に立つ資料を収集する。
  • (2)著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれずに収集する。
  • (3)個人及び団体からの圧力に屈せずに収集する。
  • (4)収集によって起こる紛糾をおそれずに収集する。
  • (5)図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。

以上によって収集した資料が、どのような思想や主張を持っていても、それを図書館及び図書館員が支持しているものではない。

8.資料収集の決定

  • (1)職員で構成される選択会議を経て、中央図書館長が決定する。
  • (2)選択会議の手続きについては、別に定める。

9.資料の更新及び除籍

図書館は常に適切な資料構成を維持し充実させるため、資料の更新を図る。また、資料の除籍も必要に応じて行なう。その基準は、次のとおりとする。

除籍の基準
  • (1)き損・汚損
    ア はなはだしいき損もしくは汚損のために修理製本等ができないもの。
    イ 代替資料があり、修理価値のないもの。
  • (2)亡失
    ア 自然災害や不可抗力の事故等により亡失したもの。
    イ 再三の督促にかかわらず、回収不能の状態で2年を経過したもの。
    ウ 所在が不明になって2年を経過したもの。
  • (3)不用
    ア 時間の経過によって内容が古くなり、資料的価値がなくなったもの。
    イ 時間の経過により利用の可能性が低下した複本。
    ウ 新版・改訂版又は同種資料の入手によって、代替可能となった既存資料。
    エ 新聞・雑誌については、定められた保存年限を経過したもの。

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中央図書館選択基準

この選択基準は、「広島市立中央図書館資料収集要綱」の6に基づき、資料収集にあたっての資料選択の具体的基準を定めるものである。
選択の留意点の記述のうち、各文末における文言の重要度は、次の順とする。

  • (1)網羅的に収集する。
  • (2)幅広く収集する。(体系的に収集する。)
  • (3)重点的に収集する。
  • (4)収集する。
  • (5)留意する。
  • (6)収集しない。

また、文中の「学術書…」とは、一般的に学者・研究者を対象として出版された資料、又は図書を指す。

1.-1 一般図書

市民の教養、調査研究、レクリエーション、日常生活等に役立てるため、基礎的、入門的な図書から、必要に応じてある程度専門的な図書まで、各分野にわたり幅広く収集する。

1 収集の範囲

こども図書館との機能分担を図って、資料を収集する。ただし、原爆・平和に関する資料は、児童図書から一般図書まで、網羅的に収集する。

2 選択の留意点

各分野ごとの留意点を、「日本十進分類法新訂9版」の主題別に記す。

[0 総記]

総記には、[1 哲学]から[9 文学]までの各主題のいずれにも属さないものが収められており、コンピュータ、図書館、出版、ジャーナリズム等の情報関係が主になっている。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

情報科学(007)
  • コンピュータ関係は、できるだけ最新のものを、幅広く、豊富に収集する。より利便性を図るため、付属CD-ROM付きのものも収集する。
  • 主として、プログラムやソフトウェア的なものをこの分類で収集する。インターネット等の通信関係、及び、主にコンピュータ・ハード機器に関するものは、5類の(通信工学、情報工学)の方で収集する。
  • 入門書をはじめ、個別のソフトウェアの操作マニュアルにも留意する。
図書館(010)
  • 図書館・情報学に関しては、図書館・情報学専攻の学生や図書館業務にも役立つよう、網羅的に収集する。
  • 各図書館等が発行した資料も、一般に入手困難なものも多いため重点的に幅広く収集する。
読書.読書法(019)
  • 図書館利用に密接な分野であり、重点的に収集する。
図書.書誌学(020)、著作.編集(021)
  • 図書の関連分野であり、重点的に収集する。
  • 書誌類、目録類、その他情報検索に役に立つものは体系的に収集する。
  • 著作権等に関するものは、幅広く収集する。
  • 編集は実用的なものを、出版、流通は基本的なものや話題性のあるものを重点的に収集する。
蔵書目録.総合目録(029)
  • 幅広い収集が望まれ、CDーROMやインターネットでの情報入手可能なものも収集する。
百科事典、年鑑(030、059)
  • 参考図書以外としても、手軽に利用できるものを収集する。
博物館(069)
  • 博物館全集等の鑑賞対象のものから、博物館学まで、幅広く収集する。
ジャーナリズム.新聞(070)
  • 時事性、話題性の高いものを中心に収集する。
  • 主張が分かれる事柄に関するものは、内容等に留意して収集する。
叢書.全集.選集(080)
  • 体系的な叡知を備えた主要な叢書類は、市民の多様な要望に応じることができるため、重点的に収集する。
  • 古典の叢書類から、現代の叢書類まで、幅広く収集する。
  • 個人全集や選集は、主要なものを収集する。
[1 哲学]

哲学に関しては、評価の定まった主要な思想家のものを中心に収集する。評価の未だ定まらない現代思想家のものも、内容等に留意しながら収集する。 宗教に関しても、同様である。新興宗教や超常現象・迷信等に関することは、その内容等に留意しながら収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

哲学(100)
  • 入門書から専門書まで、主要なものを網羅的に収集する。
  • 平易な表現のものを中心としながらも、学問の性格上、専門的なものも収集する。
日本思想(121)
  • 各時代の各学派の代表的な思想家の学説、著作、伝記、評伝等と、学派や思想を解説したものを体系的に収集する。
  • 体系的に情報がわかるような全集にも留意する。
中国思想.中国哲学(122~)
  • 各時代の各学派の代表的な思想家の学説、著作、伝記、評伝等と、学派や思想を解説したものを重点的に収集する。
  • 体系的に情報がわかるような全集にも留意する。
インド哲学.バラモン教(126)
  • 入門書から専門書まで、幅広く収集する。
その他のアジア・アラブ哲学(129)
  • アジア、アラブの哲学等についても、出版点数が少ないが収集に留意する。
西洋哲学(130)
  • 各時代の各学派の代表的な思想家の学説、著作、伝記、評伝等と、学派や思想を解説したものを重点的に収集する。
  • 体系的に情報がわかるような全集にも留意する。
心理学(140)
  • 入門書から専門書まで、全集類も含めて、主要なものを網羅的に収集する。
超心理学.心霊研究(147)
  • 利用が多い主題であるが、同じようなものが重複しないよう、収集する。
  • また、興味本位のものの収集は最小限にする。
相法.易占(148)
  • 姓名判断をはじめ、利用の多いと思われるものを収集する。
倫理学.道徳(150)
  • 入門書から専門書まで、主要なものを網羅的に収集する。
  • 人生訓、処世法等に関するものは利用も多いため、諸説を幅広く収集する。
宗教(160~)
  • 信仰を目的としたものよりも、宗教を学問的に論じたものを主に収集する。
  • 入門書から専門書まで、主要なものを収集する。
  • 神道、仏教、キリスト教、イスラム教の主な経典、注釈書、研究書等を幅広く収集する。
  • その他の宗教についても、収集に留意する。
  • 評価の定まらない現代の宗教や宗教批判については、一方的に否定することなく、また、偏りのないよう留意して収集する。
[2 歴史]

様々な歴史観があるため、多様な意見のものを幅広く収集する。
日本史、郷土史等を中心に、入門書や一般向の歴史の読み物から、専門書、研究書、各史料類まで、幅広く収集する。通史、時代史、各国史、地域史等、幅広く体系的に収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

日本史(210)
  • 時代ごとに体系的に収集する。
  • 研究者に限らず、専門的な研究をする市民も多いため、研究書、専門書も幅広く収集する。
  • 体系的な叢書類も収集する。
  • 各県史、各市町村史等、地方資料も利用が見込まれるため、近隣地域に重点を置いて収集する。
世界史・各国・地域史(220~)
  • 各国・地域史は、様々な国と地域のものを幅広く収集する。
  • 出版点数の少ない国や地域のものも、重点的に収集する。
  • 各国・地域の歴史が体系的に理解できる全集類も重点的に収集する。
伝記(280)
  • 利用が多く見込まれる人物をはじめとし、日本人、外国人とも幅広く収集する。
  • 時事性、話題性の高い人物も重点的に収集する。
  • 客観的なデータに基づいて書かれたものを優先する。
系譜.家史.皇室(288)
  • 姓氏、家紋等は、入門書、解説書等を中心に幅広く収集する。
個人伝記(289)
  • 日本人の伝記は重点的に収集する。
  • 日本人以外の伝記は主要な人物について収集する。
地理.地誌.紀行(290)
  • 旅行案内、ガイドブック等は、幅広く収集し、必要に応じて複本も収集する。
  • 情報が古くならないよう、資料の更新に留意する。
  • ガイドブックは、地域が網羅できるよう、収集する。
  • 地図は用途に応じて各種のものを収集する。
[3 社会科学]

政治、法律、経済、社会、労働、福祉、教育、民俗、戦争等、社会生活上に起こる諸問題をまとめた分野である。

この分野においても、利用者層や傾向に留意し、入門書から専門書まで、それぞれの分野の特徴にかなった収集をしていく必要がある。

例えば、法律・経済等は、日常生活や実務に必要な新しい情報を掲載したものを集める一方、社会、民族問題等は、新しい話題の図書に留意する。

また、政治や民族問題をはじめとし、様々な思想、立場が存在するので、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

政治・経済・社会・文化事情(302)
  • 各国・地域の社会、文化事情に関する資料は、新しいものを幅広く収集する。また、できるだけ多くの国と地域のものを集める。
  • 古典的なものをはじめ、現在話題のものまで、重点的に収集する。
社会思想(309)
  • 民主主義、社会主義、共産主義等、主要な社会思想に関する著作は、多様な観点に立つ資料を収集する。
政治(310)、議会、政党(314、315)
  • 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
  • 日本をはじめ、各国・地域の議会制度、選挙制度、政党・政治団体等の状況がわかる資料を収集する。
国家と個人・宗教・民族(316)
  • 人権問題、民族問題等に関する図書を、幅広く収集する。
地方自治.地方行政(318)
  • 地方行政、住民運動、都市政策等に関する図書を幅広く収集する。
法律(320)
  • 各分野についての、基本的な資料を網羅的に収集する。
  • 諸学説の入門書から、ある程度の研究書、判例集、解説書を、幅広く収集する。
  • 最新のものが提供できるように、改正等に留意する。
  • 諸法の原点となる憲法、暮らしに直結する民法、利用の多い商法、刑法等は重点を置いて収集する。
  • 各種届出等の書式集や法律相談等、実用的なものにも重点を置く一方、法解釈等専門的なものも収集する。
  • 時事的な主題に関する資料は重点的に収集する。
経済(330)
  • 入門書から研究書までを幅広く収集する。
  • 時事的なテーマのものも収集する。
  • 多様な諸学説については、幅広く収集する。
企業.経営(335)
  • 入門書から専門書まで、幅広く収集する。
  • 時事性の高いものの収集にも留意する。
社会(360)
  • 概論とともに、社会的関心の高いテーマのものを幅広く収集する。
労働経済.労働問題(366)
  • 入門書から専門書まで、幅広く収集する。
  • 資格取得に関するものにも留意する(問題集は除く)。
  • 失業・リストラ、外国人労働力問題等、時事性の高いものにも留意する。
家族問題.男性・女性問題.高齢者問題(367)
  • 女性問題は、研究書から時事的テーマまで幅広く収集する。
  • 児童・青少年問題、高齢者問題等、時事的テーマに留意し、幅広く収集する。
  • 男女共同参画等にも留意する。
社会福祉(369)
  • 児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉、災害、難民等、福祉の諸問題について、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
教育(370)
  • 入門書から専門書まで、一般市民から教育関係者にも役立つよう、幅広い資料を収集する。
  • 受験産業、留学情報、帰国子女、いじめ等、話題となっているものにも留意する。
  • 主要な叢書類は重点的に収集する。
  • 社会教育に関する資料は、生涯学習の観点から幅広く収集する。
風俗習慣.民俗学.民族学(380)
  • 古今東西の生活習慣等については、関心の高い分野なので、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
  • 伝説、民話等は、叢書類により、体系的に収集する。
国防.軍事(390)
  • 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
  • 戦記・戦史類は、客観的な立場で書かれたものを収集する。
[4 自然科学]

進歩の著しい分野であり、最新の情報を提供できるように留意する。一方で、出版年の新旧にかかわらず基本となる概説書の収集に留意する。

入門書から専門書まで、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

科学理論.科学哲学(401)
  • 入門書を中心に専門書まで、基本図書を体系的に収集する。
科学史・事情(402)
  • わかりやすく記してあるものを主体に、ある程度専門的な資料も含めて、幅広く収集する。
数学、物理学、化学(410、420、430)
  • 入門書を中心に専門書まで、基本図書を体系的に収集する。
  • 体系的な収集のため、叢書類等も収集する。
  • 数学は計算法に関するもの、物理、化学は実験に関するものにも留意する。
天文学・宇宙科学(440)
  • 入門書を中心に、基本図書を体系的に収集する。
  • 天文関係は、幅広く収集する。
地球科学.地学(450)
  • 入門書を中心に、基本図書を体系的に収集する。
  • 気象、地震に関しては、市民の関心も高く、幅広く収集する。
  • 古生物学(恐竜、化石等)に関しては、幅広く収集する。
生物科学.一般生物学(460)
  • 入門書を中心に専門書まで、基本図書を体系的に収集する。
  • 生物工学、遺伝子工学等は、社会的関心が高い分野なので、幅広く収集する。
植物学(470)
  • 入門書を中心に、基本図書を体系的に収集する。
  • 個別の品種について書かれた資料の収集にも留意する。
  • 図鑑は、多種多様なものを収集する。
動物学(480)
  • 入門書を中心に、基本図書を体系的に収集する。
  • 個々の動物について書かれた資料の収集にも留意する。
  • 図鑑は、多種多様なものを収集する。
医学(490)
  • 市民の健康生活に密着した分野であり、入門書から専門書まで、体系的に幅広く収集する。
    ただし、医師や医学生を対象とした高度な専門書・実務書は収集しない。
  • 看護学は、実用書を中心に幅広く収集する。
  • その他、血液型、小児医学、生活習慣病、老人医学、精神医学、東洋医学等、社会的関心が高い分野は、重点的に収集する。
  • 評価の定まっていない治療法や民間療法等に関する資料は、利用者の誤解を招かないよう留意する。
  • 薬学についても、薬への関心が高いため、実用書を中心に幅広く収集する。
[5 技術(工学、工業、家政学)]

進歩と変化が著しい分野なので、最新の情報を提供する資料の収集に留意する。一方で、出版年の新旧に関わらず、基本となる概説書の収集にも留意する。

入門書から専門書まで、体系的に収集する。

科学技術の最近の動向についてわかりやすく書かれた資料は重点的に収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

工業動力.エネルギー(501.6)
  • エネルギー問題は社会的関心が高いので、重点的に収集する。
技術史.工学史(502)
  • 人間と技術の歴史等、ある程度専門的な資料も含めて、多様な資料を幅広く収集する。
研究法.指導法.技術教育(507)
  • 発明、特許、知的所有権等は、重点的に収集する。
衛生工学.都市工学(518)
  • ごみ、上下水道、リサイクル等、都市の諸問題は社会的関心も高く、多様な資料を幅広く収集する。
公害.環境工学(519)
  • 大気汚染、水質汚濁、地盤沈下等、環境問題は、時事性、話題性がある分野なので、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
  • 衛生工学.都市工学との関連も留意して収集する。
建築学(520)
  • 日本建築史、西洋建築史等については、建築図集や写真集も併せて幅広く収集する。
  • 様式、構造、設備等、多様な観点の資料を収集する。
  • 住宅関連は、実用的な資料を幅広く収集する。
  • 学校、病院、寺院等、各種建築に関する資料についても、留意する。
自動車工学(537)
  • 利用が多い分野なので、趣味や実用に役立つ資料を幅広く収集する。
航空宇宙工学(538)
  • 時事性、話題性のあるものを中心に収集する。
原子力工学(539)
  • 原子力に関わる基礎的、一般的な解説書を中心に収集する。
  • 原子力利用、その安全性等、時事性、話題性のあるものは重点的に収集するとともに、最新の情報にも留意する。
電気鉄道(546)
  • 鉄道車両に関するものをはじめ、多様な資料を幅広く収集する。
通信工学.電気通信(547)
  • オーディオ、ビデオ等の趣味に関する資料、携帯電話、インターネット等新しい通信システムに関する資料は最新のものを収集する。
  • 趣味や実用に役立つ資料を幅広く収集する。
情報工学、電子工学(548、549)
  • コンピュータ機器をはじめ、社会的関心が高い分野なので、重点的に収集する。
  • 特に最新の情報が提供できるように留意する。
各種の船舶・艦艇(556)
  • 図集、写真集等、多様な資料を収集する。
兵器.軍事工学(559)、核兵器
  • 多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
  • 核兵器は、特に広島資料室の被爆文献資料との関連が深いので、幅広く収集する。
化学工業(570)
  • 化粧品や合成洗剤等身近なものを中心に、実用書から専門書まで、多様な観点に立つ資料を幅広く収集する。
食品工業(588)
  • 料理との関連で、趣味や実用に役立つ資料を重点的に収集する。
  • 砂糖、醤油、豆腐等、主な食品製造に関する資料も収集する。
家政学.生活科学(590)
  • 利用が多い分野なので、趣味や実用に役立つものを豊富に収集する。ただし、料理、裁縫等の実用書には、類書も多いので、留意して収集する。
  • 日曜大工、家電に関するものも、収集に留意する。
  • 衣服、縫製、手芸に関しては、流行等も留意しつつ、入門編から上級編まで幅広く収集する。
  • 美容については実用的な資料を収集する。
  • 料理に関しては、和食、洋食、中華をはじめとする多様な資料を収集する。
  • 住居、インテリア関係も、重点的に収集する。
  • 出産・育児、家庭医学及び家庭看護に関しても、重点的に収集する。
[6 産業]

市民が各産業の概略を理解するのに役立つ、入門書から専門書、実用書を収集する。

また、様々な産業に携わる人の実務に役立つ資料は、重点的に幅広く収集するとともに、産業の新しい動向にも留意する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

産業政策・行政.総合開発(601)
  • 町おこし、村おこし等は関心が高いので重点的に収集する。
産業史・事情.物産誌(602)
  • 産業社会の新しい動向について書かれた資料は、重点的に収集する。
農業(610)
  • 農業問題、食糧問題等、社会的関心が高いものは重点的に収集する。
  • 作物栽培法、農薬知識等の実用書も収集する。
園芸(620)
  • 趣味や実用に役立つ資料を幅広く収集する。
  • 主要な果樹、花卉、野菜類の栽培に関する資料を収集する。
造園(629)
  • 入門書から、ある程度の専門書まで、図集や写真集、研究書を含め幅広く収集する。
  • 庭園に関する実用書も収集する。
家畜・畜産動物(645)
  • ペットの飼い方については、趣味や実用に役立つ資料を幅広く収集する。
  • 特に、犬、猫等、利用の多いものを中心に収集し、その他の動物にも留意する。
林業(650)
  • 森林保護等は、時事性、話題性があるので、重点的に収集する。
水産業(660)
  • 漁業、水産業等に関するものを幅広く収集する。
広告、マーケティング(674、675)
  • ビジネス、実用に役立つものを中心に、幅広く収集する。
  • 広告写真集、事例集、広告史等は利用が見込まれるので、収集に留意する。
  • 時事的な話題にも留意する。
貿易(678)
  • 入門書、概説書を中心に収集する。
  • 時事性、実用性にも留意する。
交通政策・行政・経営(681)
  • 実用的な資料を収集する。
鉄道(686)
  • 趣味として利用が多い分野のため、入門書から各種資料や研究書まで、幅広く収集する。
観光事業(689)
  • 実用的な資料を収集する。
  • 情報が古くならないよう、新しい資料に留意する。
郵便.郵政事業(693)
  • 切手に関するものは重点的に収集する。
放送事業(699)
  • 幅広く収集する。
[7 芸術・スポーツ]

市民の多様な趣味、娯楽、教養に役立つ資料を、鑑賞・研究と制作・実技等との両面にわたり、初心者向のものから上級者向のものまで幅広く収集する。

また、美術全集、画集、写真集等は、基本的なものから収集する。高額なものについても、内容等を考慮して収集する。

スポーツについては、各種目について初心者向のものから上級者向のものまで幅広く収集する。一方で、新しい競技についても迅速に提供できるように留意する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

芸術理論.美学(701)
  • 入門的なものから専門書まで、基本的な資料を収集する。
芸術史.美術史(702)
  • 各時代、各国・地域のものを幅広く収集する。
論文集.評論集.講演集(704)
  • 代表的なもの、話題になったものを中心に収集する。
叢書.全集.選集(708)
  • 基本的なものを中心にできるだけ幅広く収集する。
  • 豪華本とともに、気軽に持ち運びできるものも豊富に収集する。
彫刻、絵画、版画(710、720、730)
  • 画集、作品集は、重点的に収集する。
  • 作家研究や作品研究は、基本的資料を中心に収集する。
  • 制作技法に関する資料は、初心者向のものからある程度の上級者向のものまで幅広く収集する。
  • 仏像の見方等、人気のある分野にも留意する。
書道(728)
  • 主要な書家の書跡集等を収集する。
  • 技法書、研究書も収集する。
  • 各時代が網羅されるよう、体系的に収集する。
写真、印刷(740、749)
  • 入門的技法書からある程度専門的なものまで幅広く収集する。
  • 機器、材料、技術に関する分野は、最新の情報が提供できるよう留意する。
  • 写真集等は、鑑賞に耐え得る質の高いものを中心に収集する。
工芸(750)
  • 陶磁器、染織、宝石、ガラス工芸、革細工等、各種の工芸の基本的資料は、幅広く収集する。
  • 技法、鑑賞、研究等の資料を収集する。
音楽(760)
  • 各ジャンルの基本書を体系的に収集する。
  • クラシックからポピュラー音楽、邦楽まで幅広い資料を収集する。
  • 一枚ものの楽譜は収集しないが、楽譜集、歌集は、利用も多いので留意する。
  • 琴、三味線等、邦楽についての資料にも留意する。
舞踊.バレエ(769)
  • 各ジャンルの基本書を、鑑賞と実技の両面から体系的に収集する。
演劇(770)
  • 学校劇、新劇、ミュージカル等、各ジャンルの基本書を体系的に収集する。
  • 舞台美術、舞台装置に関する資料にも留意する。
  • 実際の上演に役立つ脚本集をはじめ、演出法、研究論等も収集する。
古典芸能(能楽.狂言、歌舞伎)(773、774)
  • 日本の伝統的なものなので、重点的に収集する。
  • 狂言等、資料の少ないものにも留意する。
  • 入門書から専門書や研究書まで、幅広く収集する。
映画(778)
  • 幅広く収集する。
  • 時事性、話題性の高い資料にも留意する。
大衆演芸(779)
  • 幅広く収集する。
  • 時事性、話題性のある資料にも留意する。
スポーツ.体育(780)
  • 体育理論、スポーツ医学に関しては、入門書から専門書、研究書まで幅広く収集する。
  • 体操、陸上競技、球技、冬季競技、水上競技、戸外レクリエーション、釣り、相撲、武術等、各種目、各競技における基本的資料を収集する。
  • 記録、ルール、主要な選手等、多様な資料を収集する。
  • 競技によっては、実戦と観戦の両面を留意する。
  • 新しいスポーツに関する資料にも留意する。
諸芸.娯楽(790~)
  • 茶道、花道については、日本の伝統的芸術として利用も多いため、入門書から専門書まで、各流派のものを収集する。
  • 囲碁、将棋、花札、トランプ、麻雀、かるた、すごろく等、娯楽及びゲームに関する図書は、入門書を中心に幅広く収集する。
[8 言語]

世界各地の言語(日本語を含む)の歴史、文法等に関する資料を、入門書から専門書まで収集する。

各言語の学習書に関しては、中国語、朝鮮語[韓国語]、英語、ドイツ語、フランス語及びその他の言語についてもできるだけ収集する。

市民の教養・学習・実用に役立つ資料を収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

言語学(801)
  • 言語学に関する基本的な資料は体系的に収集する。
話し方、会議法(809.2、809.6)
  • 実用的で多様な資料を幅広く収集する。
  • ディベート法等、話題のものにも留意する。
日本語(810~)
  • 日本語論は、幅広く収集する。
文章.文体.作文(816)
  • あいさつ、スピーチ、手紙、論文等のための、用語集、例文集等は、幅広く収集する。
方言(818)
  • 入門書、概説書を中心に重点的に収集する。
  • 中国地方をはじめ、各地の方言について収集する。
外国語・国際語(820~)
  • 市民の語学に対する学習と実用に役立つ資料を幅広く収集する。
  • 外国語の学習書は、CD付きのもの等にも留意し、漏れのないように収集する。
  • 会話のほか、文法、作文、音声等、語学全般にわたり収集する。
  • 入門書から専門書までを収集する。
中国語(820)、その他の東洋の諸言語(829)
  • 姉妹友好都市の重慶市(中国)、大邱(テグ)広域市(韓国)との関係もあるので、中国語、朝鮮語〔韓国語〕に関する資料は、重点的に収集する。
  • ほかのアジアの言語についても、できるだけ収集する。
英語(830)
  • 外国語の中では最も広く学習されているので、歴史、文法、単語集、英文レター等について、幅広く収集する。
  • 旅行、ビジネスに役立つ会話集等、実用的な資料も収集する。
ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ロシア語(840~880)
  • 歴史や文法書をはじめ、旅行、ビジネスに役立つ会話集等を、基本的ものを重点的に収集する。
その他の言語(890)
  • その他の言語についても、多様な資料をできるだけ収集する。
[9 文学]

最も利用の多い分野であり、各項目とも十分に収集する。中でも、特に利用の多い日本の現代小説類を中心に、全集、文庫等も含めて網羅的に収集する。

主要な文学賞受賞作品は、幅広く、体系的に収集する。

全集類は基本図書として重点的に収集する。

作品論や作家研究等は、専門書も収集する。

※ 以下、特に重点を置く主題を記す。

文学理論・作法(901)
  • 文学批評、理論等は、入門書から専門書まで、主要なものを幅広く収集する。
  • 読み方、書き方の作法については、創作に役立つ資料を幅広く収集する。
文学史.文学思想史(902)
  • 日本をはじめ、主要な国及びジャンルの文学史を、網羅的に収集する。
叢書.全集.選集(908)
  • 網羅的な文学全集類は、様々な利用に対応できる基本図書として、重点的に収集する。
  • 個人全集は、単行本未刊行作品も収載されていることが多く、また、年譜や著作目録等も充実しているため、主要なものを幅広く収集する。
日本文学(910)
  • 作家研究、作品研究に関しては、できる限り幅広く収集する。
  • 古典については、基本的なものをはじめ、できる限り幅広く収集する。
  • 注釈書、書誌索引等も、できる限り収集する。
  • 近代文学研究及び近代以降の作品は、作品集を含めて幅広く収集する。
詩歌(911)
  • 代表的な古典は、幅広く収集する。
  • 現代語訳併記、解説書等も収集する。
  • 入門書や作歌法等も収集する。
  • 主要な作家については、全集、作品集等も収集する。
戯曲(912)
  • 主要なものを網羅的に収集する。
  • 主要な古典類は、解説書も含め、重点的に収集する。
  • 現代戯曲、シナリオについても、収集する。
小説.物語(913)
  • 古典は、主要なものを幅広く、網羅的に収集する。原文だけでなく、解説書、注釈書、現代語訳等も重点的に収集する。また、訳による異同もあるため、複数の訳書を収集する。
  • 現代小説は、利用も多いので、網羅的に収集する。また、必要に応じて複本も備える。
  • 芥川賞、直木賞をはじめ、各種の文学賞受賞作品はできる限り収集する。
  • 時事性、話題性のある作品にも留意する。
評論.エッセイ.随筆(914)
  • 古典は、評価の定まったもの、主要なものを網羅的に収集する。解説書、注釈書、現代語訳等も収集する。
  • 現代の随筆は、利用の多いものをはじめとし、幅広く収集する。
  • 時事性、話題性のある作品にも留意する。
日記.書簡.紀行(915)
  • 古典については、主要なものを網羅的に収集する。解説書、注釈書、現代語訳等も収集する。
  • 近代以降の作品は、評価の定まった作品を中心に幅広く収集する。
  • 現代の紀行類は、著名なものを収集する。
  • 時事性、話題性のある作品にも留意する。
記録.手記.ルポルタージュ(916)
  • 著名なものを収集するだけでなく、時事性、話題性にも留意する。
  • 手記等も、留意して収集する。
作品集:全集・選集(918)
  • 主要な全集・選集は、網羅的に収集する。
外国文学(920~)
  • 各国・地域の文学の流れがわかる文学史類は重点的に収集する。
  • 英米文学は、重点的に収集する。また、研究書、評論等にも留意して収集する。
  • 漢詩、漢文等も、解説書類を含め、主要なものを網羅的に収集する。
  • 出版点数の少ない国や地域の文学作品についても重点的に収集する。
  • 各分野の基本的な作品、作品研究、作家研究を体系的に収集する。
  • 時事性、話題性にも留意する。
  • 古典や評価の定まった作品のほか、現代の作品も重点的に収集する。

1.-2 雑誌・新聞

一般図書に比べ、内容の速報性という点で、雑誌・新聞は重要な資料であり、市民の趣味、娯楽、教養及び調査研究に役立つ資料として、各分野の代表的雑誌及び主要な新聞を体系的に収集する。

1 収集の範囲
  • (1)雑誌
    主に、市民の趣味、娯楽、教養等に役立つ一般雑誌及び調査研究に役立つ専門雑誌を収集する。
  • (2)新聞
    主要な一般紙(全国紙、地方紙)、専門紙、機関紙等を収集する。
2 選択の留意点
  • (1)雑誌
    • ア 性格上、継続しての収集となるため、新規収集に当たっては、利用度、類似誌の有無、永続性等を慎重に検討して決定する。
    • イ 休刊、廃刊、誌名変更等に注意する。
  • (2)新聞
    • ア 一般紙として、全国紙の朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、日本経済新聞、地方紙として中国新聞を収集する。
    • イ 一般紙のうち、広島市及び周辺の地方紙は網羅的に、全国紙の地方版は可能な限り収集する。
    • ウ 朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日経産業新聞、日本経済新聞の縮刷版(全国版)を収集する。
    • エ その他の新聞は、必要に応じて原紙又はマイクロフィルムで収集する。

1.-3 参考図書

市の中央館として、市民の高度な学習や調査研究に応じるとともに、区の図書館での調査研究を支援するため、それに応じることのできる幅広い参考資料の収集を行う。

1 収集の範囲
  • (1)事典、辞書、ハンドブック、年鑑、白書、索引等
  • (2)その他、調べ物に利用することのできる参考図書類
  • (3)CD-ROM化されているもの
2 選択の留意点
  • (1)市民の多種多様な調査研究に対応するため、質問全般に概説できる百科全書的なものから、一つの問題を掘り下げて解説する専門分野の事典等、多様な資料を収集する。
    また、主要なテーマについては、比較検討できるよう、複数収集する。
  • (2)改訂版に注意し、可能な限り最新の情報が提供できるように留意する。

※ 以下、各分野ごとの留意点を記す。

[0 総記]

多種多様な市民の調べ物に対して、まず手始めに対応できる総合的な参考図書がこの分野であり、特に重点を置いて収集する。

百科事典
  • 百科事典は、あらゆる質問に対しての最初の道しるべとなるため、豊富に収集する。
    改訂版等は必要に応じて収集する。主な外国の百科事典も収集する。
総合年鑑
  • あらゆる分野にわたり、その年の事柄が記録してあるため、各年鑑を継続して収集する。
図書目録、記事索引等
  • 各種調べ物に役立つ総合的な図書目録類や雑誌記事索引を収集する。
[1 哲学]
各種事典
  • 哲学事典、心理学事典、名言事典、人物事典等を、各種収集する。
    また、神道、仏教、キリスト教、イスラム教等、宗教に関する事典は、各宗派のものも収集する。
[2 歴史]

様々な歴史事象や人物研究等、調べ物の多い分野であり、様々な要望に応じられる資料を収集する。また、比較検討も重要であり、著編者、出版社等の異なるものを幾種類か収集する。

歴史事典
  • 国史大辞典、日本史大事典等の体系的な叢書を収集する。
  • 年表、使いやすい一冊ものの歴史事典も、複数収集する。
人名事典、人名録
  • 各種人名事典は利用も多いので、古代から現代まで、また、日本のもの、世界のもの等、幅広く収集する。
  • 改訂版等に注意し、常に最新のデータが提供できるように留意する。
地理
  • 地名事典、地名大系等、網羅的なものを収集する。
  • 世界全図、日本全図等、冊子体でなるべく詳しいものを収集する。
    (国名変更等、なるべく最新のものを提供できるよう留意する。)
年表類
  • 比較検討できるよう、類書のあるものは各種収集する。
[3 社会科学]

法律、各種の白書類、統計類、報告書、教育、風俗等、多様な参考図書類が揃っているのがこの分野である。政府刊行物を中心に特別な資料も多く、網羅的に収集する。

また、女性学事典、ハンディキャップ事典等、主題が複数の分野にわたるものについても収集する。

法令集・判例集
  • 現行法規総覧、六法全書等、様々な法律調査のニーズに対応できる資料を網羅的に収集する。また、利用の多い判例集等も収集する。
経済
  • 経済学事典から、会社年鑑等の実用的図書まで、利用も多いので幅広く収集する。
統計
  • 国勢調査から、日本国勢図会、世界統計年鑑等、各種統計類を収集する。
社会福祉
  • 各種事典類を収集する。
教育
  • 教育事典、大学その他学校等の案内書、各種事典類等を収集する。
風俗習慣
  • 衣食住等に関する入門的事典から専門的事典までを収集する。
白書
  • 厚生労働白書、経済白書、青少年白書等、各種白書類も刊行の都度すみやかに収集する。
[4 自然科学]

進歩の著しいこの分野においては、なるべく最新の状況がわかる事典類を収集する。また、利用の多い図鑑類の充実に留意する。

図鑑類
  • 植物、昆虫、動物等の図鑑類は、市民の多様な要望に応じられるよう、小型で使いやすいものから大型で詳細なものまで、幅広く収集する。
医学
  • 医学・薬学事典類は、一般の利用者向から専門家向まで、幅広く収集する。
[5 工学]

進歩の著しいこの分野に関しては、常に最新の情報が提供できるように留意する。

この分野の性格上、ある程度専門的な図書も収集する。

環境問題、建築・土木学、電気・電子工学、機械、化学、食品等、項目ごとの事典、JISハンドブックをはじめ、各種ハンドブック類の収集に留意する。

[6 産業]

農業、園芸、畜産、林業、水産業、商業、交通、観光、通信等に関する事典、ハンドブック類を収集する。

[7 芸術、スポーツ]

美術年鑑、各種美術事典、書道事典、版画、写真、工芸、音楽、演劇、スポーツ、茶道、花道等に関する各種事典、ハンドブック類を収集する。

美術
  • 美術事典は、古代から現代まで、また、日本から世界まで、網羅的に収集する。
  • 美術年鑑類は複数の種類を収集する。
音楽
  • 音楽辞典、邦楽辞典等は、網羅的に収集する。
スポーツ
  • 各競技のルール等は最新のものを収集する。
  • オリンピック等、主要な競技会のデータも収集する。
[8 言語]

日本語を中心に、各種言語について、調査研究を助ける辞典、ハンドブック類を収集する。

語源辞典、活用辞典、類語辞典等、辞典の種類も多いので、幅広く収集する。また、改訂版等の情報にも常に留意する。

言語学辞典
  • 言語学に関する辞典類を収集する。
日本語辞典
  • 様々なニーズに対応できるよう、現代用語から古語、外来語、ことわざ等様々な辞典を収集する。また、日本国語大辞典等、網羅的な辞典も収集する。
漢和辞典
  • 利用や問い合わせの多い分野のため、網羅的な大辞典から一冊ものまで幅広く収集する。
各種語学辞典
  • 主要な言語はもちろん、その他の言語についても幅広く収集する。
  • また、○和辞典と和○辞典等、日本語へと日本語からの変換が可能なよう、できるだけ対で収集する。
[9 文学]

日本をはじめ、諸外国の主要な文学について、文学史、主要な作家研究等の調べ物ができるように、辞書、事典類を収集する。

主要な文学者については、その個人の情報が網羅されている個人事典等も収集する。

  • 網羅的な文学事典のほか、俳句事典、短歌事典等、分野ごとに収集する。
  • 全集内容総覧等の索引類も体系的に収集する。

1.-4 広島資料

地域文化の継承と発展に役立つことは、中央図書館の重要な役割である。そこで、広島市の歴史・地理・経済・行政・文化等に関する多様な資料を積極的に、網羅的に収集する。

1 収集の範囲
  • (1)広島市に関する資料
  • (2)広島市及びその関係団体の行政資料
  • (3)広島市在住、出身及びゆかりのある人物の著作物
  • (4)広島市在住、出身及びゆかりのある人物について記述された伝記的資料
  • (5)広島市及びそこに暮らす人々を題材にした小説等の文学的作品
  • (6)各種出版物(図書・雑誌等)で、内容の一部に広島市に関係する記述があるもの
  • (7)広島県に関する資料
  • (8)広島県、県内各市町村及びその関係団体の行政資料
  • (9)国及びその関係団体の行政資料
  • (10)広島市内及び広島県内の各種の団体に関する資料
  • (11)その他

※ (7)・(8)・(9)の資料については、広島市に関する記事や広島市を理解するうえで必要な情報が掲載されている資料を収集する。

2 収集の資料
  • (1)種類
    ア 図書
    イ 逐次刊行物(雑誌、新聞、同人誌、紀要等)
    ウ 小冊子類(パンフレット・リーフレット等)
    エ 地図(地形図・市街図等)
    オ その他
  • (2)部数
    収集する資料は、できる限り3部以上収集し、1部は館内閲覧用(広島資料用)、1部は貸出用、1部は保存用とする。
    なお、残余がある場合は、図書の内容や利用状況にあわせて貸出用・保存用に分ける。
3 選択の留意点
  • (1)関係機関及び市民の協力
    公文書館、郷土資料館、広島城、女性教育センター、教育センター等の関係機関と連携を図りながら、情報並びに資料を収集する。
    また、市内、県内の大学・研究機関・図書館等とも協力して、情報並びに資料を収集する。
    さらに、資料の充実は、図書館だけの努力では限界があるので、市民の協力を得て、情報並びに資料を収集する。
  • (2)古文書
    近世文書をはじめとした古文書は、原則として収集しない。
    既に所蔵している浅野文庫、東城浅野家史料、小田文庫、香川家文書等については、その保存に努める。

※ 以下、各分野ごとの留意点を記す。

Ⅰ 図書

1 図書館・博物館

  • (1)活動状況等を総括的に扱っている資料
  • (2)博物館等で開催された展示会の図録

2 文化行政・文化活動

  • (1)文化行政を総括的に扱っている資料
  • (2)文化機関、文化団体、文化施設の紀要類や活動に関する資料

3 宗教一般

  • (1)市内の神社、寺院、教会その他宗教団体に関する資料
  • (2)県全体を総括的に扱っている資料のうち、広島市の宗教活動等を理解する上で必要な資料

4 歴史一般

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)各時代ごとに概括した資料
  • (3)市内の各地域史
  • (4)県の通史
  • (5)市の周辺自治体の通史
  • (6)県内の各自治体の通史のうち必要な資料

5 伝記・人名録

  • (1)市及び県にゆかりのある人物の人名録
  • (2)市にゆかりのある人物の伝記
  • (3)各種出版物(図書、雑誌等)で内容の一部に市にゆかりのある人物についての記述があるもの
  • (4)県にゆかりのある人物の伝記で必要なもの

6 地誌・地域案内

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)市内各地域の地誌
  • (3)観光パンフレット等の観光案内資料
  • (4)県及び市の周辺自治体の地誌のうち必要な資料
  • (5)県全体を扱っている地域案内資料
  • (6)県内の主要な観光地に関する資料

7 地図

  • (1)市街図、観光地図、主題図、地形図、便利マップ等の地図資料
  • (2)県及び各自治体の市街図・観光地図

8 行政・地方行政

  • (1)市・県等の自治体の行政資料や国の行政資料
  • (2)市民団体や各種団体が刊行する資料
  • (3)各種出版物(図書・雑誌等)で、内容の一部に広島市にかかわる記述があるもの

9 財政一般

  • (1)市・県等の自治体の行政資料や国の行政資料
  • (2)予算書、決算書をはじめ、市の財政を知ることのできる資料

10 議会一般

  • (1)市・県等の自治体や国の行政資料
  • (2)議事録をはじめとした、市及び県議会の関連資料

11 経済一般

  • (1)市の経済活動に関する資料
  • (2)市内の企業・事業所の沿革史や経済活動等の資料
  • (3)県内の企業・事業所に関する資料のうち必要なもの

12 統計

  • (1)市に関する統計資料
  • (2)県の行政統計をはじめ、各種統計資料
  • (3)県内の他の自治体及び国の統計資料のうち必要なもの
  • (4)市民団体や各種団体の発行する資料

13 社会・労働

  •  行政資料のほか、各種団体の発行する資料

14 消費者問題

  •  市全体を総括的に扱っている資料

15 女性問題、児童・青少年問題、高齢者問題

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)市民団体や各種団体の発行する資料

16 労働一般、労働運動

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)市民団体や各種団体の発行する資料

17 社会保障、社会保険、生活保護、児童福祉、障害者福祉

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)市民団体や各種団体の発行する資料

18 教育一般

  • (1)市・県及び国の資料
  • (2)県内の各自治体の資料で必要な資料

19 教育史・事情

  •  市内各学校の校史をはじめ、幼稚園等の関係機関の関連資料

20 障害児教育

  •  障害児教育等を総括的に扱っている資料

21 社会教育

  • (1)社会教育活動を総括的に扱っている資料
  • (2)市内の各公民館をはじめとした社会教育機関の活動に関する資料

22 風俗・民俗

  •  市全体を総括的に扱っている資料

23 年中行事・祭礼・民間信仰・伝説・民話

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)市内の各地域ごとにまとめられた資料
  • (3)県全体を総括的に扱っている資料及び県内の各地域に関する資料

24 災害

  • (1)市内の地震や風水害に関する資料
  • (2)県全体を総括的に扱っている資料及び県内の主要な災害に関する資料

25 地質学・地学

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)県全体を総括的に扱っている資料のうち必要なもの

26 植物学・動物学

  • (1)市全体を総括的に扱っている資料
  • (2)植物園・動物園等の活動に関する資料

27 医療・衛生一般

  •  市全体を総括的に扱っている一般的な資料

28 都市問題

  • (1)総括的に扱っている資料
  • (2)交通や上・下水道等、住環境に関する資料
  • (3)公園、都市緑化、河川等、都市環境に関する資料

29 環境問題

  • (1)市内の環境汚染等に関する資料
  • (2)県内の環境汚染・環境問題に関する資料のうち必要なもの

30 工業・製造業

  •  統計的資料をはじめとして、総括的に扱っている資料

31 産業一般

  •  統計的資料をはじめとして、総括的に扱っている資料

32 農業・林業・園芸・水産業

  • (1)統計的資料をはじめとして、その活動についての資料
  • (2)「カキ」等、広島市の特産品に関する資料
  • (3)県内各地の特産品に関する資料のうち必要なもの

33 商業

  •  統計的資料をはじめとして、総括的に扱っている資料

34 芸術・美術一般

  • (1)芸術・美術活動に関する資料
  • (2)各団体等の同人誌・団体報等の逐次刊行物
  • (3)展示会の図録
  • (4)彫刻・絵画・書道・写真・工芸・音楽・演劇等で広島市を題材または背景等として扱った資料(作品)
  • (5)市にゆかりのある芸術家・美術家の作品
  • (6)市にゆかりのある芸術家・美術家の伝記的資料
  • (7)県にゆかりのある芸術家・美術家の作品及び伝記のうち必要なもの

35 美術館等

  • (1)活動状況等を総括的に扱っている資料
  • (2)美術館等で開催された展示会の図録

36 スポーツ一般

  • (1)スポーツ活動を総括的に扱っている資料
  • (2)各スポーツセンター等の活動に関する資料
  • (3)市内のスポーツ団体や市にゆかりのあるスポーツ選手に関連する資料
  • (4)県内のスポーツ活動を総括的に扱っている資料や各スポーツ選手やスポーツ団体に関連する資料のうち必要なもの

37 文学一般

  • (1)市の文学活動を総括的に扱っている資料
  • (2)市にゆかりのある文学者の伝記、作家論
  • (3)市内で発行される文学雑誌・同人誌等の逐次刊行物
  • (4)県内で発行される文学雑誌・同人誌等の逐次刊行物のうち必要なもの
  • (5)県にゆかりのある文学者の伝記、作家論のうち必要なもの

38 文学的作品

  • (1)市を舞台にした文学的作品(詩歌、戯曲、小説・物語、評論、随筆、紀行、ルポルタージュ等)
  • (2)県を舞台にした文学的作品のうち必要なもの
  • (3)市内在住者またはゆかりのある作家の文学的作品(内容が広島市を舞台にしていなくても収集する。)
Ⅱ 逐次刊行物

1 雑誌

  • (1)市内で発行されている総合的な郷土(史)誌、同人誌、ミニコミ誌等は網羅的に収集する。
  • (2)内容が広島市に関係していなくても、市内で発行されるものは収集する。
  • (3)県内で発行されるもので、内容が広島市に関係しているものは収集する。

2 新聞

  • (1)市内で発行されている総合的な地域紙は、一般地域紙からPR紙、サークル紙、ミニコミ紙等、幅広く収集する。
  • (2)県内で発行されているものについても、内容が広島市に関係しているものは収集する。

3 紀要

  •  市内及び県内の大学、研究機関等が発行している紀要、研究報告類は、網羅的に収集する。

1.-5 被爆文献資料(原爆・平和関係資料)

広島市は、世界最初の原爆被爆都市として、被爆体験の継承と核兵器の廃絶、世界の恒久平和の実現を訴え続けている。

このため、被爆による人的・物的被害を記述したあらゆる資料並びに関連する多様な資料と平和に関する資料を積極的に、網羅的に収集する。

1 収集の範囲
  • (1)広島市の被爆に関する資料
  • (2)長崎市の被爆に関する資料
  • (3)広島市及び長崎市での被爆の体験記等の文学的資料
  • (4)広島市・長崎市以外の地域での被爆(被曝)に関する資料
  • (5)広島市及び長崎市での被爆状況を理解するうえで参考となる資料
  • (6)平和に関する資料(ただし、広島市・長崎市との関連が深いものに限る。)
  • (7)その他
2 収集の資料
  • (1)種類
    ア 図書
    イ 逐次刊行物(雑誌、紀要、新聞、同人誌等)
    ウ その他
  • (2)部数
    収集する資料は、できる限り3部以上収集し、1部は館内閲覧用(被爆文献資料用)、1部は貸出用、1部は保存用とする。
    なお、残余がある場合は、図書の内容や利用状況にあわせて貸出用・保存用に分ける。
3 選択の留意点
  •  広島平和文化センター等の関係機関と連携して収集する。

1.-6 広島文学資料

広島資料のうち、広島市の出身者、在住者及びゆかりのある人物の文学資料等を、広島文学資料として積極的に、網羅的に収集する。

1 収集の範囲

広島文学資料として収集する資料のうち、特に文学的業績が著しい21名については、その人物の文学的資料(詩、小説、物語、評論随筆、紀行、手記、ルポルタージュ、エッセイ等)とその人物の伝記的資料や創作活動関連資料等も含めて網羅的に収集する。

  • (1)収集の対象となる人物は、次のとおりである。
    鈴木三重吉 田中 純 細田民樹 若杉 慧 大田洋子 原 民喜 阿川弘之
    桂 芳久 竹西寛子 梶山季之 大庭みな子 岡山 巌 正田篠枝 近藤芳美
    大木惇夫 峠 三吉 栗原貞子 黒田三郎 小山内 薫 畑 耕一 新藤兼人
  • (2)上記以外の人物については、時宜を得て検討する。
2 収集の資料
  • (1)種類
    ア 図書
    (ア)初版本
    (イ)同じ作品でも、出版社・出版年等が異なる初版本
    (ウ)初版本以外でも必要と判断されるもの
    • イ 原稿類(自筆のもの。メモ的なものも含む)
    • ウ 図書・雑誌・新聞等で収集対象者の著作物が掲載されたもの
    • エ 書簡類(自筆のもの)
    • オ 写真・絵・書(収集対象者が写した写真、描いた絵及び書いた書。収集対象者が写っている写真やゆかりのある絵・書を含む)
    • カ 収集対象者に関する記事が掲載されている図書・雑誌・新聞等
    • キ 収集対象者の生い立ちや生きざまを知ることができる資料
    • ク 収集対象者がその著作物の創作過程で使用した資料
    • ケ 収集対象者が収集した図書・雑誌・新聞等
    • コ その他、文房具等、収集対象者が使用していたもの等
  • (2)部数
    収集する部数は1部とするが、資料の内容や利用状況によっては2部以上収集する。
3 選択の留意点

広島文学資料収集対象以外の人物の文学資料や伝記的資料については、広島資料の文学関係資料として収集する。

4 その他

広島文学資料として収集している、鈴木三重吉ほか20名に関する資料を保存・活用していくため、昭和62年(1987年)10月、中央図書館内に「広島文学資料室」を設置している。

1.-7 外国語資料

「国際平和文化都市」を目指す広島市の図書館として、市民が諸外国の社会や文化を理解すると同時に、外国人が日本を理解するための手助けとなる日本語以外の言語で書かれたものを幅広く収集する。

1 収集の範囲

英語及び中国語、朝鮮語[韓国語]、その他の言語の図書及び逐次刊行物

2 収集の資料
  • (1)一般図書
    • ア 各国の歴史、地理、社会、芸術、文学に関するものを重点的に収集する。
    • イ 日本の衣食住等の生活習慣、社会、政治、経済の状況、歴史、地理、文化芸術に関するものを重点的に収集する。
    • ウ 日本文学が外国語に翻訳されたものに留意する。
    • エ 外国人の日本語学習に役立つものに留意する。
    • オ 姉妹友好都市に関するものは幅広く収集する。
  • (2)参考図書
    基本的なものを収集する。
  • (3)逐次刊行物(雑誌、新聞)
    社会、経済、生活、文化等の理解に役立つものを中心に収集する。
〔参 考〕

1.-8 広島市国連寄託図書館

世界の平和と安全の維持等を目指す国際連合(国連)は、世界の人々が国連の働きを理解することができるよう、その活動状況を資料にまとめ、世界各地に設けている国連寄託図書館で公開し、閲覧等に供している。

広島市は、1987年(昭和62年)に国連の寄託指定を受け、中央図書館内に「広島市国連寄託図書館」を開設した。

都市像に「国際平和文化都市」を掲げる本市は、世界の平和と安全維持等を目指す国連の指定を受け、国連の活動を紹介し、国連への理解を深めるため、次の資料を収集し、公開している。

収集の範囲(いずれも英語版)

1 公式記録

  • (1)総会
  • (2)安全保障理事会
  • (3)経済社会理事会
  • (4)信託統治理事会

2 国連事務局刊行物

3 アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)資料

4 その他、国連広報資料

2.区図書館

区図書館は、市民の身近な図書館として、市民が日常生活において必要とする資料で、教養・レクリエーションに役立つものを中心に新鮮な資料を提供する。その他の専門的な資料については、中央館(中央図書館、こども図書館)及びまんが図書館の支援を得る。

1 収集の範囲

乳幼児から高齢者までを対象として資料を収集する。

  • (1)一般図書
    親しみやすく平易に書かれた小説、実用書や入門書、概説書を中心に収集する。
  • (2)児童図書
    乳幼児から児童・生徒(ヤングアダルト)まで、発達段階に応じたものを収集する。
  • (3)郷土資料
    広島市及びそれぞれの区にかかわりのあるものを中心に収集する。原爆、平和に関する資料も収集する。
  • (4)参考図書
    基本的な参考資料を各分野にわたり収集する。
  • (5)雑誌・新聞
    市民の趣味、娯楽、教養等に役立つ一般雑誌及び主要な一般紙(全国紙、地方紙)を収集する。
2 選択の留意点

中央図書館の一般図書に準じるが、地域の共通の関心事や社会的に話題となっている事項に関する資料は重点的に収集する。

※ 以下、各分野ごとの留意点を記す。

(1)一般図書

[0 総記]
  • 進歩の著しいコンピュータ関係資料は、最新のものが提供できるように収集する。
  • 読書の動機づけとなるようなものを収集する。
[1 哲学]
  • 平易な表現のものを中心に、基本的なものを収集する。
  • 心理学は、主要なものを幅広く収集する。
  • 宗教関係は、教義や解釈が平易に書かれたものを中心に収集する。
[2 歴史]
  • 日本史は、各時代にわたって、幅広く収集する。
  • 世界史及び各国の歴史は、政治、経済、文化等の面で話題になっている国・地域について留意する。
  • 伝記は、話題となっている人物について留意する。
  • 旅行のためのガイドブックは情報が古くならないように留意して重点的に収集する。
[3 社会科学]
  • 変化の激しい政治・経済・社会・文化事情は、最新の情報を提供できるように収集する。
  • 人権問題に関する資料は、民族問題を含め重点的に収集する。
  • 市民に身近な法律は、最新の情報が提供できるように収集する。
  • 経済・経営・金融は、基本から最新の情報まで幅広く収集する。
  • 労働問題・家族問題・社会福祉等は、市民の関心が高い分野なので重点的に収集する。
  • 生涯学習に関する資料は、網羅的に収集する。
  • 冠婚葬祭、生活習慣等に関する情報を求める市民が多いので、これらの分野についても幅広く収集する。
  • 国防・軍事関係は平和問題とも関連が深いので重点的に収集する。
[4 自然科学]
  • 天体・宇宙は、市民の関心も高いので幅広く収集する。
  • 動植物に関しては、幅広く収集する。
  • 健康に関しては市民の関心も高いので、最新の医学情報や健康法や薬についてわかりやすく書かれたものを幅広く収集する。
[5 技術、工学]
  • 住宅に関連する資料は市民の関心も高いのでできるだけ新しいものを収集する。
  • 家政学、生活科学の分野は、流行にも留意しながら幅広く収集する。
[6 産業]
  • 園芸は、幅広く収集する。
  • 商業経営、商店及び広告、宣伝は、ビジネス及び実用に役立つものを幅広く収集する。
  • 運輸、交通は、鉄道等について幅広く収集する。
  • テーマパーク等を含む観光事業等について幅広く収集する。
  • 通信事業は、技術の進歩が著しいので、できるだけ最新の情報のものを収集する。
[7 芸術]
  • 彫刻、絵画、書道、版画、写真は、話題となっている作品集及び入門的な技法書を中心に幅広く収集する。
  • 工芸、音楽、演劇は、基礎的なものから話題となっているものを含めて幅広く収集する。
  • スポーツ、体育は、利用の多い種目を中心に各競技の基本的資料を網羅的に収集する。
  • トランプ、麻雀等の娯楽に関するものは幅広く収集する。
[8 語学]
  • 話し方やあいさつ、スピーチ集は、新しいものを中心に収集する。
  • 日本語は、論文の書き方(文章、文体、作文等)等を中心に幅広く収集する。
  • 方言は、関心が高いので重点的に収集する。
  • 外国の言語に関する資料についても、多様な資料を収集する。
[9 文学]
  • 作品・作家研究は、日本文学では現代文学だけでなく古典も含め、また、外国文学は、一般的なものを幅広く収集する。
  • 話題となっている現代文学は国内で出版されたものを網羅的に収集する。
  • (2)児童図書
    • ア 乳幼児から児童・生徒までが利用対象の中心となるので、子どもの発達段階を念頭に置きながら、地域の特性を考慮して資料を収集する。
    • イ 児童・生徒を対象とした調べ学習に対応できる資料を収集する。
    • ウ 総合学習・調べ学習も含め、子どもの学習に応えられる参考図書等の資料を収集する。
    • エ 子どもを理解し、子どもの読書環境と児童文化の向上に役立つ児童文化関係資料を収集する。
  • (3)郷土資料
    • ア 中央図書館に準じて、基本的な資料はできる限り収集し、区内に関する資料や区内で刊行された資料は網羅的に収集する。
    • イ 区の出身者、在住者及びゆかりのある人物の文学的資料や伝記的資料を収集する。
  • (4)参考図書
    • 日常よく利用されると思われる辞書、事典や統計等の資料を中心に収集する。また、内容は、常に新しいものとなるよう留意する。
  • (5)雑誌・新聞
    • ア 市民の趣味・娯楽関係や教養に役立つ一般雑誌や新聞を収集する。
    • イ 子ども向の趣味・娯楽関係や調べ学習に役立つ雑誌や新聞を収集する。

3.まんが図書館

市民の豊かな感性や創造性の醸成に役立てるとともに、漫画文化の発展に寄与するために、資料的価値の高い漫画資料等を積極的に収集する。

1 収集の範囲
  • (1)良質で資料的価値の高い漫画資料
    • ア 時代を代表する漫画資料
    • イ 代表的な漫画雑誌
    • ウ 海外の代表的な漫画本及び漫画雑誌
  • (2)漫画研究のための漫画関係資料(まんが図書館のみ)
    • ア 漫画文化論、漫画史論、漫画家論、伝記、随筆等の図書資料
    • イ 絵巻物、戯画、風刺画等の歴史的資料
    • ウ 漫画が原作の映画論等の研究資料
  • (3)学習・教養漫画資料(まんが図書館あさ閲覧室のみ)
2 選択の留意点
  • (1)漫画資料
    • ア 漫画本(1コマ、4コマ、ストーリー漫画等)
      国内の漫画本は、各時代の代表的な作品、漫画発展史上大きな役割を果たした作品、及び受賞作品を中心に収集する。収集に当たっては、単なる事象の伝達ではなく、漫画表現そのものを主目的として作成されたものを優先的に収集する。
      海外の漫画本は、各国の代表的なものを必要に応じて収集する。
    • イ 漫画雑誌(少女、少年雑誌等)
      漫画雑誌は、代表的で、かつ図書館に適した資料を収集する。
  • (2)漫画研究資料(まんが図書館のみ)
    • ア 漫画文化論、漫画史論、漫画家論、伝記、随筆等の図書資料及び漫画研究専門雑誌等の逐次刊行物は、バックナンバーも含めて可能な限り収集する。
    • イ 絵巻物、戯画、風刺画等の歴史的資料は、図書形態のものを優先的に幅広く収集する。
    • ウ 漫画が原作の映画論等は、必要に応じて収集する。
    • エ 現物の収集が困難なものは、必要に応じて複製等を収集する。
  • (3)学習・教養漫画資料(まんが図書館あさ閲覧室のみ)
    漫画を表現手段とした子ども向の本(学習漫画)及び一般向の本(教養漫画)を収集する。

4.自動車図書館

自動車図書館は、市民に対する直接サービスとしての自動車文庫(「ともはと」号)業務と、間接サービスとしての公民館図書室や地域文庫等の配本所への配本業務を行っている。

このため、それぞれの場において、利用者のニーズに合った適切な資料を積極的に収集する。

1 収集の範囲
  • (1)一般図書
    親しみやすく、平易に書かれた図書を各分野にわたり収集する。配本所については、ある程度専門的図書を各分野にわたり収集する。
  • (2)児童図書
    乳幼児から児童・生徒向のものまで、幅広く収集する。
  • (3)郷土資料
    配本所については、広島市に関する資料を収集する。
  • (4)参考図書
    配本所については、基本的な資料を収集する。
2 選択の留意点
  • (1)一般図書
    • ア 実用書、教養書等
      利用者及び利用度を考慮しながら、利用状況に即した資料や、内容の新しい資料の収集に留意する。
    • イ 文学作品、文学全集等(翻訳書も含む)
      個々の単行本を中心に収集する。
  • (2)児童図書
    乳幼児から児童・生徒までを対象に、趣味、教養、娯楽、学習に役立つ資料を提供する。すべての子どもが、読書の楽しみを享受できるように、絵本、紙芝居をはじめ各分野の図書を幅広く収集する。
    特に、各分野の評価の定まった資料は、網羅的に収集する。
  • (3)郷土資料
    広島市域に関する資料は、概括的な資料を中心に収集する。
  • (4)参考図書
    簡便な事典、図鑑等を収集する。

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こども図書館資料収集要綱

1.趣旨

この要綱は、広島市こども図書館条例に基づき、図書館の資料収集について、必要な事項を定めるものとする。

2.資料収集の基本方針

広島市こども図書館は、子どものための専門図書館として、子どもが本に親しみ、読書を楽しむことをとおして、想像力、ならびに創造力を養い、より豊かな人間性を育み、健やかな成長に資する資料の収集を図るものとする。また、児童文学等児童文化関係の研究調査にも応じられるよう、必要な資料を収集する。併せて、国際平和文化都市の図書館として、原子爆弾による被爆体験の継承と平和意識の高揚と国際理解を深めるための資料収集に努める。

3.資料収集の方法

  • (1)子どもの健やかな成長に資する資料を収集する。
    児童書や絵本・紙芝居をはじめ、児童書をほぼ網羅的に収集する。
  • (2)子どもの読書活動を啓発・支援するための資料を収集する。
    読書活動推進を図るため関係資料を収集する。
  • (3)図書館システムとして収集する。
    広島市立図書館は、こども図書館、中央図書館、各区図書館、まんが図書館、自動車図書館を一つのシステムとして運営している。このため、こども図書館の目的や機能を踏まえて、体系的な蔵書構成を図る。
  • (4)市民の要求を資料収集に、適確に反映する。
    広範な市民の要求を資料収集に反映する。リクエスト等の直接の要求だけでなく潜在的な要求や将来の要求も反映する。
  • (5)資料収集方針は公開する。
    資料収集方針は広く市民に公開し、収集内容を明らかにするとともに、市民の要望や意見を真摯に受けとめ、多様な議論の中でより豊かな資料収集方針を作成する。

4.こども図書館の役割と資料収集の範囲

こども図書館は、周辺地区の身近な児童専門の図書館であると同時に、広島市の児童サービスの中心館として、児童部門の調査研究の専門図書館及び最終的な保存図書館という機能がある。
このため、参考図書、専門図書も含め、基本的な児童書を網羅的に、場合によっては一般書も含め収集する。

5.収集から除く資料

  • (1)学習参考書、各種問題集や書き込むこと、切り取ること、組み立てることを目的とする資料。
  • (2)造本、印刷等が図書館での利用に耐えられないもの。

6.資料の選択

資料の選択は、2の「資料収集の基本方針」、3の「資料収集の方法」、4の「こども図書館の役割と資料収集の範囲」を受け、別に定める「選択基準」に基づき行うこととする。

7.選択の基本的態度

図書館は、利用者が自ら考え、判断することができるよう次の点に留意しながら、あらゆる思想や主張が共存するような幅広い資料の収集に努める。

  • (1)多様な、対立する意見のある事柄については、それぞれの観点に立つ資料を収集する。
  • (2)著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれずに収集する。
  • (3)個人及び団体からの圧力に屈せずに収集する。
  • (4)収集によって起こる紛糾をおそれずに収集する。
  • (5)図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。

以上によって収集した資料が、どのような思想や主張を持っていても、それを図書館及び図書館員が支持しているものではない。

8.資料収集の決定

  • (1)職員の合議により資料の選択を行い、館長が決定する。
  • (2)選択会議の手続きについては、別に定める。

9.資料の更新及び除籍

図書館は常に適切な資料構成を維持し充実させるため、資料の更新を図る。また、資料の除籍も必要に応じて行なう。その基準は、次のとおりとする。

除籍の基準
  • (1)き損・汚損
    ア はなはだしいき損もしくは汚損のために修理製本等ができないもの。
    イ 代替資料があり、修理価値のないもの。
  • (2)亡失
    ア 利用者が天災、その他により失ったもの。
    イ 未返却資料で、督促不能状態で1年を経過したもの。
    ウ 資料の所在が2年にわたり不明のもの。
  • (3)不用
    ア 時の経過に伴い利用頻度の低くなった複本のもの。
    イ 新聞・雑誌については、定められた時を経過したもの。

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こども図書館選択基準

1 趣旨

この基準は、広島市こども図書館資料収集要綱の6に基づき、収集に関し必要な事項を定めるものとする。

2 選択基準

  • (1)児童書
    • ア 乳幼児から児童・生徒が利用対象の中心となるので、子どもの発達段階を念頭に置きながら、地域の特性を考慮して収集する。
    • イ 児童・生徒を対象とした調べ学習に対応できる資料を収集する。

※ 以下、各分野ごとの留意点を記す。

[E 絵本]
  • 子どもの知的、情緒的経験を広げ、豊かな想像力を養うものを中心に幅広く収集する。
[P 紙芝居]
  • 一度に複数の子どもが楽しめる紙芝居の特色を生かせるものを収集する。
[0 総記]
  • 子どもたちの学習や小・中学校での調べ学習にも応えられるよう、子ども向きの資料を中心に、内容によっては大人向きの百科事典等も収集する。
[1 哲学]
  • 理解しやすい哲学・倫理・思想・宗教の基本的な資料を収集する。
[2 歴史]
  • 世界史・日本史とも、年表や図版を使った資料に留意し、異なる出版社のものを何種類か収集する。
  • 伝記は、多くの人物について、多角的に調査研究し、客観的に書かれている資料を収集する。
  • 地理は、日本国内・世界各国・地域とも最新の資料に留意し、体系的に収集する。
[3 社会科学]
  • 社会の新しい動向について留意し、子どもの社会科学習に関する資料を収集する。
  • 総合学習・調べ学習・夏休みの自由研究に役立つ資料を収集する。
  • 年中行事・まつり・風俗習慣に関する多様な資料を収集する。
  • 平和学習・国際理解に関する資料収集に留意する。
[4 自然科学]
  • 科学・算数(数学)・物理・地学・生物・医学について、子どもの科学的なものの見方や考え方を育てる資料を、内容の正確さに留意して、体系的に収集する。
  • 自然科学の進歩にあわせ新しい資料を収集する。
  • 子どもの多様な知識欲に応えられるよう幅広く資料を収集する。
[5 技術]
  • 土木・建築・機械・電気に関する資料について、科学の進歩にあわせて、内容の新しいものを収集する。
  • 環境や乗物に関するものは積極的に収集する。
  • 子どもが楽しめる手芸や料理等の実用性の高い資料を収集する。
[6 産業]
  • 子どもたちの社会科学習に役立つような各種産業についての資料を収集するとともに、新しい産業界の動きにも留意して収集する。
[7 芸術]
  • 美術・音楽・演劇・スポーツ、それぞれの分野について、基本となる資料を体系的に収集するとともに、時代の動きにあわせて、必要な新しい資料を収集する。
[8 言語]
  • 国語の学習に役立つ資料を収集する。
  • 子ども向きの外国語入門書に留意して収集する。
[9 文学]
  • 幼児から児童・生徒までを対象とした日本及び各国の古典から現代までの多様な文学作品を収集する。
  • (2)参考図書
    総合学習・調べ学習も含め、子どもの学習に応えられる資料を収集する。
  • (3)児童文化関係資料
    子どもを理解し、子どもの読書環境と児童文化の向上に資する資料を一般書を中心に収集する。
    ア 子どもの本と読書に関する資料を収集する。
    イ おはなし会等子どもの読書啓発活動に役立つ資料を収集する。
    ウ 子どもの心理や発達及び教育に関する資料を収集する。
    エ 昔話や民話に関する資料を収集する。
    オ 子どもの遊びに関する資料を収集する。
    カ 絵本や児童文学に関する作品論・作家研究書を収集する。
  • (4)郷土資料
    児童・生徒向きの資料を中心に収集する。
    ア 郷土の範囲
    広島市内及び広島県内
    イ 収集の範囲
    (ア)郷土に関する資料
    (イ)郷土の関係団体の行政資料
    (ウ)郷土在住、出身及びゆかりのある人物について記述された伝記的資料
    (エ)郷土及びそこに暮らす人々を題材にした小説等の文学的作品
    (オ)各種出版物(図書・雑誌等)で、内容の一部に広島市に関する記述があるもの
    (カ)郷土の各種団体に関する資料
    (キ)その他
    ウ 収集の資料
    (ア)図書
    (イ)逐次刊行物
    (ウ)小冊子類
    (エ)その他
  • (5)原爆資料
    広島・長崎の原爆被災を記載した資料を児童書を中心に積極的に収集する。
  • (6)郷土作家コーナー用資料
    広島市及び広島県内で生まれたか、在住の作家の、乳幼児から児童・生徒を対象にした絵本・童話等を収集する。
  • (7)雑誌・新聞
    ア 雑誌
    (ア)子ども向きの趣味・娯楽関係や調べ学習に役立つ雑誌を収集する。
    (イ)児童文化関係の調査・研究に役立つ雑誌を収集する。
    イ 新聞
    子ども向きの新聞や主要な一般紙等を収集する。
  • (8)外国語資料
    外国における優れた絵本の原著を中心に、必要に応じて日本語以外の言語で書かれた資料を収集する。

3 選択上の留意点

  • (1)内容
    • ア 知識は正確でわかりやすく、公正で、かつ時代の進歩に応じ、論理的に発展している資料を収集する。
    • イ 俗悪に流れず、健全で、文学性があり、子どもに想像力を持たせ、感情を豊かにすることができる資料を収集する。
    • ウ 子どもの要求や能力に合致し、経験を充実させることができる資料を収集する。
  • (2)表現
    • ア 読者の発達段階に適した表現を用い、それが内容を表すのに十分であるとともに、子どもの心情を豊かにするよう叙述されている資料を収集する。
    • イ 漢字、かなづかいが標準に合致し、明瞭で正確な写真・絵画・グラフ・図表等により視覚化し、子どもの理解を助けている資料を収集する。
    • ウ 翻訳は、原文の意味を正確に伝え、理解しやすい資料を収集する。