カテゴリー:こども図書館
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記事分類:お知らせ公開日:2025年9月30日
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
偉大な魔法使いには、どんな世界がみえていると思いますか。ゲド戦記シリーズの第一作目を紹介します。伝説の魔法使いゲドの最初の冒険は、実体を持たない"影"との戦いでした。ゲドはどのように影と対峙したのでしょう。何度読んでも引き込まれる世界観が魅力で、ファンタジーが好きな人にはぜひ読んでほしい一冊です。
(ヘグ)
これは夏目漱石が見た10個の夢を書いた短編集です。それぞれの夢が独特の世界観で、短く簡潔でありながら物語の世界にひきこまれるような作品でした。私はとくに第三夜の話が印象的でした。夢の中で「六つになる子供を負ってる。」という文から始まり、その子供が自分の子という意識はあるが、どこか気味が悪く森に捨てようとします。しかし、歩いてついた杉の木で頭の中に忽然として起こった衝撃の事実。夢の中だから起こる不思議な感覚のストーリーでした。他の夢もとてもおもしろかったのでおすすめです!
(エアイン)
2年前、中学校に入ったばかりのまいは、季節が初夏に移り変わるころの一ヶ月余り、西の魔女であるおばあちゃんと暮らすことになった。まいも魔女になるためにおばあちゃんに様々なことを教わる。特に魔女修行で大切なことは、「自分で決めること」「決めたことをやりとげること」。主人公まいの成長の物語。
(Cyan)
「おまえ、うまれてこなきゃよかったよな」。あすかへの呼びかけから始まるこの物語は、生命とは何なのか、読者に語りかける作品です。主人公あすかは母に心を傷つけられ、声が出なくなってしまいます。しかし、祖父母との関わりによってその心は回復し、成長していきます。間違えて、傷ついて、傷つけて......。だけど最後には涙で心があたたかくなり、希望が湧いてくる作品です。
(Asterisk)
星の王子様の作者サン=テグジュペリの有名な作品です。飛行機からのリアルな景色や綺麗な描写が面白いです。物語の中のいろいろな立場の人の人間ドラマもありおすすめです。
(sparrow)
「新宿駅に爆弾を仕掛けました。これは嘘ではありません」という驚きの言葉から始まるこの小説。15歳の少年が行動を起こした理由とは?この事件に隠された真相を知った時、その主人公の行動に僕は驚き、でもどこか納得してしまいました。あなたも、この事件の真相を追ってみませんか?
(てつてつ)
にちようびのあさにちいさなあおむしがうまれました。あおむしはおなかがぺっこぺこ。あおむしはたべものをもとめ、さまよいます。数字や曜日を覚えることができ、勉強しながら絵本の美しい仕掛けや、おいしそうな果物などを触って楽しめます!
(H.M)
中国清時代の短編集です。「義理固い亡者」のように人の思いやりにあふれた作品や、「首のすげかえ」のようにちょっとグロテスクな作品まで様々です。清の背景も分かるので、中国の歴史に興味がある人はぜひ読んでみて下さい!!
(M.S)