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中国新聞「子どもたちへ本の招待状」
(2021年12月)に掲載された本の紹介

カテゴリー:こども図書館
記事分類:お知らせ公開日:2022年1月12日

こども図書館職員が中国新聞「子どもたちへ本の招待状」(2021年12月)で紹介した本をまとめました。
本選びの参考にいかがですか?

2021年12月5日掲載(対象:小学校低学年以上向け)

『もりのへなそうる』
わたなべ しげお さく やまわき ゆりこ え(福音館書店)

てつたくんとみつやくんの兄弟は、一緒に絵を描いたり冒険したりと、いつも仲良しです。ある日、探検に出かけた森の中で、赤と黄色のしま模様の大きなたまごを見つけました。誰にも見つからないように草や葉っぱで大事に隠し、次の日に行ってみると、そこには赤と黄色のしましまの、「へなそうる」と名乗るへんな動物がいたのです。

『ぐらぐらの歯(きかんぼのちいちゃいいもうと その1)』
ドロシー・エドワーズ さく 渡辺 茂男 やく 酒井 駒子 え (福音館書店)

何があろうと自分の意思をきっぱり貫き通す、きかんぼの妹。ある時、赤ちゃん歯がぐらぐらになった妹は、大人の歯が生えてくるからと言われても、抜くのを嫌がりました。そのぐらぐらが気に入ったからです。でも仲良しの窓拭きやさんから歯医者さんの話を聞いて、とても行きたくなり......。

2021年12月19日掲載(対象:小学校中学年以上向け)

『キタリス・ウーと森のお医者さん』
竹田津 実 文・写真 瀬川 尚志 絵(PHP研究所)

診療所を退職して森の中に引っ越した著者の元に、弱ったキタリスの子が持ち込まれてきました。「ウー」と名付けて治療をしながら、再び自然の中で生活できるように工夫して育て始めます。やがて回復して森へ戻ったウーは、その後も時折、姿を見せるようになりました。獣医師とキタリスの交流が温かく描かれたノンフィクションです。

『黒ねこのおきゃくさま』
ルース・エインズワース 作 荒 このみ 訳 山内 ふじ江 絵(福音館書店)

とても寒い雨の晩、独り暮らしのおじいさんの家に、痩せ細って雨にぬれた黒ねこが入ってきました。かわいそうに思ったおじいさんは、家の中にあったわずかなミルクやパンを、みんな黒ねこにあげてしまいます。震えている黒ねこのために、残っていたまきも暖炉にくべました。家には、食べ物もまきも全てなくなってしまいますが......。