カテゴリー:まんが図書館
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記事分類:事業報告公開日:2017年6月 1日
平成29年4月22日(土)に、広島段原ショッピングセンター6階イオンシネマ広島で、広島市まんが図書館開館20周年記念事業として、記念講演会「広島を描く、広島で描く」を開催しました。
講演会では『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』の作者で広島市出身の漫画家・こうの史代さんとマンガ研究者の吉村和真さん、比治山大学短期大学部美術科講師の久保直子さんのお三方に、広島を題材にした漫画についてお話しいただきました。
こうのさんは作品制作にあたり「主人公の心情を表現するために、描き方を変えた場面がある」というエピソードや、作品中での方言の活かし方について語られました。吉村さん、久保さんも広島や原爆を扱った漫画について多くの意見を交わしました。また将来漫画家を志す学生たちに関しても言及し、会場は活気あふれる空気に包まれました。
参加者の方からは「貴重な鼎談だった。情景描写や台詞の言い回し(方言での表現)の工夫など、今まで知らなかったことを学ぶことが出来て、とても充実した時間だった」などの感想が寄せられました。