カテゴリー:中央図書館
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記事分類:事業報告公開日:2022年4月 9日
令和4年3月20日(日)に、広島市立図書館・広島大学図書館「令和3年度 連携講演会」を開催しました。
今年度は、金田一清香氏(広島大学大学院先進理工系科学研究科准教授)を講師に迎えて「ヘルスマインドによる空間作り ~ヒートポンプによる省エネを交えて~」というタイトルで、少ないエネルギーで健康な暮らしをするための建物や空間作りの方法とヒートポンプによる最新の省エネ技術を紹介していただきました。
講師から、まず、ヘルスマインドとは衛生工学の理念である生(いのち)を衛(まも)ることとのご説明がありました。続いて、ご自身の出身地北海道と広島の暖房方式の違い、コロナ禍で注目されている換気について丁寧にお話しいただき、あわせて、ヒートポンプによる最新の省エネ技術も紹介していただきました。
多くの受講者がメモを取り、また講師の問いかけに応答する場面も見られるなど、興味深い講演となったようです。
参加者のアンケートにも、「説明がわかりやすかった」「身近なお話でとても興味深かったです」といった声が寄せられました。小学1年生の受講者からは、(室内の)空気の通り方がおもしろかったという感想をいただきました。
また、「カーボンニュートラルの重要性(を学んだ)」「CO2の発生源や日常、CO2排出量など、意識してみようと思いました」など、今日の学びを今後に生かそうという感想も寄せられ、専門的なテーマをわかりやすく学ぶことができる本講座は、市民に根付き期待されていると感じました。
講座会場の後方に関連の本を準備し、講座の前後に本を手にとって見ていただき、借りられた方もありました。
講座終了後の講師と親子の受講者