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川口 隆行/著 -- 琥珀書房 -- 2022.2.28 -- 910.264

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中央 広文資料 M/91/かわ/ 180401300H 郷土(一 禁帯 利用可

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
中央 1 0 0

資料詳細

タイトル 広島抗いの詩学[広島文学資料]
副書名 原爆文学と戦後文化運動
シリーズ 鹿ケ谷叢書
著者名 川口 隆行 /著  
出版者 琥珀書房
出版年 2022.2.28
ページ数等 287p
大きさ 22cm
分類(9版) M91  
分類(10版) 910.264  
版表示 〔初版〕
内容紹介 1950年代広島における原爆文学と戦後文化運動というふたつの領域の重なりに向き合うことで、そこに見出される表現と運動の歴史的経験を明らかにし、今日的な意義を問う。関連略年表付き。
著者紹介 1971年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。同大学院人間社会科学研究科教授。専攻は日本近現代文学・文化史。著書に「原爆文学という問題領域」など。 
テーマ 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後) , 原子爆弾-被害  
ISBN 4-910723-27-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
本体価格 ¥4500
特定資料種別 図書
URL https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110577614

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
『われらの詩』における詩作品-その詩学(ポエティック)と政治学(ポリティクス) 15~54p
『われらの詩』をどう読むか
サークル詩と原爆表現の生成-林幸子「ヒロシマの空」
「原爆詩人」と「朝鮮戦争詩人」の狭間-峠三吉「一九五〇年の八月六日」
『われらの詩』とジェンダー-引地きみ「だいこん」、杉生直子「古い家」
「復興」への懐疑から「難民の思想」へ-望月久「とまどい-弔慰金によせて」
『われらの詩』から『われらのうた』へ-被爆地広島のサークル詩誌の軌跡 55~78p
『われらの詩』と『われらのうた』
『われらの詩』前史と創刊
『われらの詩』と朝鮮戦争
「書きまくる運動」とうたごえ運動-『われらのうた』前期
詩と生活記録-『われらのうた』後記
「原爆詩人」峠三吉の顕彰から検証へ
島陽二「『原爆詩集』試論」の意義
動物たちの原爆文学-『原爆詩集』試論 79~100p
「にんげんをかえせ」とは
死者の位置から発話する
人間性の恢復による暴力
人間性の再定義に向けて
「決して安らかになど往生しきれぬまなざし」
四國五郎と辻詩-シベリア収容所の民主運動と被爆地広島のサークル運動 101~139p
四國五郎再評価と課題
四國五郎とシベリア収容所の民主運動
四國五郎と被爆地広島のサークル運動
辻詩の可能性
『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ-東アジア冷戦の狭間から 141~164p
東アジア冷戦の狭間
『ヂンダレ』に見る核・原爆(一)
『ヂンダレ』に見る核・原爆(二)
『琉大文学』に見る核・原爆
朝鮮戦争と民衆の自画像-山代巴「或るとむらい」論 167~186p
朝鮮戦争の衝撃
戦後農地改革から朝鮮戦争の特需景気へ
「たたり」への怖れ
未決定性の修辞
井伏鱒二「かきつばた」と大田洋子「ほたる」に触れて
「声」を拾い集め、編み直す-被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』 187~209p
被爆者支援と体験集・手記集
『原爆に生きて』刊行まで
『原爆に生きて』の編纂方針(一)-被爆者の戦後を可視化する
『原爆に生きて』の編纂方針(二)-「敢えて弱いままの手記を集録」する
『原爆に生きて』の表現性(一)-「原爆乙女」との距離
『原爆に生きて』の表現性(二)-当事者とは誰のことか
被爆者の組織化と多様な「声」
カタストロフィと日常の交差-田中清子の手記(『原爆の子』)を読む 211~223p
カタストロフィを書くこと、あるいは読むこと
当事者になるとは
復興する街を書き直す-大田洋子『夕凪の街と人と』論 225~262p
東日本大震災後の村上春樹のスピーチ
五〇年代前半の大田洋子とその周辺(一)-『広島文学』と第一次原爆文学論争
五〇年代前半の大田洋子とその周辺(二)-未来志向の言説
「国際平和都市」の歴史的地層
不和・不合意の表象としての「夕凪の街」