序章 建築の「ものづくり分析」を行う意味 |
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1 なぜ建築業のものづくり分析を行うのか |
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2 ものづくり経営学と建築学 |
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3 本書の構成 |
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第Ⅰ部 ものづくり経営学から見た建築 |
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第1章 建築物と「広義のものづくり」分析 |
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1 「広義のものづくり」とは:良い設計の良い流れ |
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2 建築物のものづくり分析(1):ストック側面 |
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3 建築物のものづくり分析(2):建築物のフロー側面 |
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4 建築における設計循環の全体像 |
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5 建築物の機能と構造 |
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6 建築の産業分析:現場発の視点から |
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まとめ:新たな視点からの建築産業論 |
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第2章 日本型建築生産システムの成立とその強み・弱み |
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はじめに |
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1 日本の建設産業の強み;取引リスクと関係レントによる説明 |
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2 日本型建築生産システムの特性 |
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3 転換を境に最大化した構造的リスク:強みが弱みに |
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4 持続可能な建築産業像と強みの保持に向けて |
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5 設計施工一貫方式の今後 |
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第3章 建築における価値創造 |
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はじめに |
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1 建築の競争環境:発注側,受注側ともにジレンマを抱える仕組み |
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2 建築分野における健全な競争環境の構築 |
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3 建築におけるこれからの価値創造の方向性 |
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第4章 プロダクトからサービスへ |
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1 人工物としての建築と建築の機能 |
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2 市場の変容と建築の考え方の変化 |
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3 使い方・住まい方のカスタマイゼーションへ |
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4 ストック時代の産業枠組み |
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5 サービス・プロバイダーのビジネスモデル |
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6 サービス・プロバイダーが定着・展開するための諸条件 |
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おわりに |
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第Ⅱ部 建築ものづくりの特徴 |
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第5章 建築の特徴のとらえ方 |
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1 建築の基本的な特徴 |
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2 類型化による建築の全体像の把握 |
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3 価値創造の視点から見る建築の類型化 |
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4 多様な建築に関する正確な理解の必要性 |
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第6章 「アーキテクチャ」から見た日本の建築ものづくり |
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1 はじめに |
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2 建築ものづくりの「アーキテクチャ」による記述 |
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3 日本の建築ものづくりのアーキテクチャ |
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4 日本の建築における機能-構造-工程-生産組織の関係性 |
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5 構成要素の重層性から見たアーキテクチャの特性 |
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6 建築産業の組織特性と製品アーキテクチャの関係性 |
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7 構造-工程アーキテクチャを擦り合わせる構工法計画 |
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8 建築ものづくりのアーキテクチャとBIM |
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第7章 建築におけるアーキテクチャの位置取り戦略 |
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はじめに |
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1 アーキテクチャの位置取り戦略とは |
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2 日本の建築物とアーキテクチャの位置取り |
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3 建築物のアーキテクチャ位置取り戦略の諸類型 |
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4 人工物の階層構造と中外アーキテクチャの分析 |
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5 住宅分野の分析 |
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6 非住宅分野の分析 |
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7 その他の分野 |
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8 まとめ |
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第Ⅲ部 建築ものづくりにおける課題と展望 |
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第8章 建築の顧客 |
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1 建築の顧客とは |
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2 顧客システム |
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3 建築物の顧客システム |
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4 建築の顧客システムの分析 |
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5 ディスカッション |
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おわりに |
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第9章 建築物の価格設定 |
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はじめに |
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1 建築価格決定の不確実性・不安定性 |
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2 機能と価格に関する従来の経済分析 |
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3 建築物の価格設定の特徴と進化 |
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4 個別の建物(物件)取引における価格 |
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5 建築の価格設定に関する問題解決に向けて |
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おわりに |
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第10章 建築産業の契約に関する分析 |
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はじめに |
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1 ゲーム理論 |
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2 情報の経済学 |
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3 基本的な契約モデル |
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4 契約後に生じる事態への対処 |
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まとめ |
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第11章 建築の組織論 |
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1 はじめに:なぜ,統合者(system integrator)が重要か |
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2 製造業の製品開発プロセスにおける統合者(開発リーダー)のあり方 |
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3 建築の活動はプロジェクトを基盤とする |
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4 建築プロジェクトにおけるシステム統合にかかわる論点 |
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5 建築プロジェクトにおけるまとめあげの事例 |
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6 建築プロジェクトにおける統合者像 |
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終章 建築産業のものづくりのあり方 |
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1 本書が提示した論点 |
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2 浮かび上がってきた建築産業の課題 |
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3 今後の展望と提言 |
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4 結語:開かれた建築業を目指して |
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