◎妖怪大集合 |
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1 山の妖怪 |
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妖怪とはなんだろう 岩井宏實 |
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鬼〔人を恐れさせる鬼と人に恵みをもたらす鬼〕 |
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天狗〔鼻の高い赤ら顔、山奥にすみ空を飛びまわる〕 |
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ダイダラボウ〔富士山を背負い、沼をつくった巨人〕 |
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木霊〔樹木に宿る精霊〕 |
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蛇〔執念深い妖怪に変身する水の神・山の神〕 |
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狼〔老婆に化けて旅人をおそう〕 |
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山姥・山爺〔恐ろしい姿で人をおそう落ちぶれた山の神〕 |
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山童〔祭っていれば助けてくれる山の神の子ども〕 |
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一つ目小僧・一本ダタラ〔一つ目一本足は神さまの尊さのシンボル〕 |
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ヒダルガミ〔山道で待ちかまえている腹をすかせた亡者〕 |
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覚〔人の心を読みとる大猿に似た怪物〕 |
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鵺〔真夜中に出るつかみどころのない妖怪〕 |
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大百足〔体が鉄でおおわれた巨大な虫〕 |
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狒々〔猿に似た姿で、動物を取って食う〕 |
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貉〔狸に似て、二匹が示しあわせて化ける〕 |
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モモンガ・モモンジイ〔毛むくじゃらで木から木へと飛びまわる〕 |
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鼬〔眉毛につばをつければだまされない〕 |
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猩々〔海からもあらわれる酒好きな妖怪〕 |
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コナキ爺・粉挽き爺〔泣いているので抱き上げると離れない〕 |
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山彦〔呼びかければ叫び返す山の妖怪たち〕 |
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手長足長〔山から長い手足をのばして悪さをする〕 |
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2 水の妖怪 |
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妖怪と幽霊はどう違うのだろう 岩井宏實 |
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河童〔川や沼にあらわれるなじみの深い妖怪〕 |
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蟇〔岩かと間違えるほどの大きなヒキガエルの妖怪〕 |
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スッポン〔食用の亀も執念深い妖怪に〕 |
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牛鬼・濡れ女〔谷川の淵や海にいて、人をおそう〕 |
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人魚〔顔は人間、体は魚の女の妖怪〕 |
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小豆洗い・小豆とぎ・小豆はかり〔小豆を洗う音だけさせて、姿は見えない〕 |
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シバテン・ケンモン〔河童に似て、相撲が大好き〕 |
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亡者舟・海難法師〔海上にあらわれる水死者の亡霊〕 |
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海坊主〔ヌルヌル頭の巨大怪物〕 |
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舟幽霊〔柄杓で水をくみ入れて船を沈めようとする幽鬼〕 |
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橋姫〔橋の上に出現するしっと深い姫〕 |
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川姫〔若者を惑わす川の美女〕 |
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川天狗〔天狗に嫁入りした美しい妖怪〕 |
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獺〔子どもや美人に化けて人をたぶらかす〕 |
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川熊〔川のなかからのびる黒い手の持ち主〕 |
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アヤカシ〔仲間を探す海で死んだ人の霊〕 |
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磯撫で〔尻尾の針で海中に人を引き込む怪魚〕 |
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共潜〔海女が海底で出会う自分と同じ姿の妖怪〕 |
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赤【エイ】〔島ほどもある巨大魚〕 |
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3 里の妖怪 |
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妖怪があらわれるのはどんな場所だろう 岩井宏實 |
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狐〔稲荷神の使いも、いっぽうでは人を化かす〕 |
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狸〔八化けといわれるほどの化けの名人〕 |
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土蜘蛛〔どこからともなくあらわれ、糸でからめとる〕 |
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産女・柳女〔赤ん坊を抱いてくれと頼む母親の妖怪〕 |
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雪女〔白い着物の女の姿であらわれる雪の精〕 |
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大首〔雨上がりにとつぜんあらわれる笑う首〕 |
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魃・赤舌〔日照りのときに出現する怪物〕 |
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鎌鼬〔とつぜん鎌で切ったような傷を負わせる怪〕 |
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見越し入道〔見上げれば見上げるだけ大きくなる坊主頭の巨人〕 |
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片輪車・輪入道・朧車〔走りまわっては人々を恐れさせる車輪のお化け〕 |
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塗り壁・ノブスマ〔夜道に立ちはだかり、人の行く手をさえぎる〕 |
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ずんべらぼう〔顔に目も鼻も口もなく、人をおどろかす〕 |
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タテクリカエシ〔山道をころがってくる目鼻手足のない奇妙な胴体〕 |
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釣瓶下し〔木の上から急に下りてくる妖怪〕 |
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ミノ火〔人里に出現する怪しい火〕 |
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ジャンジャン火・天火〔怨霊が火となって飛びまわる〕 |
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夜行さん・首無し馬〔首のない馬に乗って夜あらわれる〕 |
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泥田坊〔「田んぼを返せ」と叫ぶ目一つの妖怪〕 |
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朱の盤〔真っ赤な顔をした大皿の妖怪〕 |
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バタバタ・ベトベトさん〔姿を見せずに音だけが聞こえる〕 |
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袖引き小僧〔だれが引っ張るのか着物の袖〕 |
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そろばん坊主〔そろばんをはじく音の正体〕 |
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手目坊主〔手に目ができた坊主の執念〕 |
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一反木綿〔空中を飛んで首に巻きつく白い布〕 |
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雷獣〔雷といっしょに落ちてくる獣姿の怪物〕 |
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雨女〔雨の降る日にあらわれる〕 |
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雨降小僧〔傘をかぶった雨の神の召使〕 |
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小雨坊〔修験道の霊地で物乞いする〕 |
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4 屋敷の妖怪 |
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妖怪はいつあらわれるのだろうか 岩井宏實 |
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化け猫〔尻尾の先が二つに分かれて魔力をもつ古猫〕 |
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鼠〔猫さえ食い殺すほどの力をもつ古鼠〕 |
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轆轤首〔長くのびた首が空中を浮遊〕 |
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犬神〔人間についてたたりをする犬の霊〕 |
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元興寺〔毎晩、寺の鐘つき童子をおそう鬼〕 |
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ザシキワラシ〔子どもの姿をした家の守り神〕 |
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油坊・油赤子・油返し〔貴重な油を盗んだ者の亡霊〕 |
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垢なめ・天井なめ〔風呂場の垢や天井をなめる不潔な妖怪〕 |
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枕返し〔寝ているあいだに枕を動かす霊のいたずら〕 |
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恙虫・吉六虫・常元虫・お菊虫〔虫の妖怪になった死者の魂〕 |
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銭神・金霊〔天から降る金銀のふしぎ〕 |
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長壁〔姫路城天守閣にすむ老婆〕 |
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加牟波理入道〔便所に出現する大入道〕 |
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毛羽毛現〔めったにお目にかかれない毛だらけの妖怪〕 |
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古庫裏婆〔山寺の台所にすみついた老婆の妖怪〕 |
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目競〔平清盛をにらんだ何千万もの骸骨の目〕 |
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小袖の手〔着物に残った着ていた人のうらみ〕 |
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面癘鬼〔古い面が化けて出た妖怪〕 |
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目目連〔障子にできたたくさんの目〕 |
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二口女〔二つの口でご飯を食べる〕 |
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◎絵巻をよむ |
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稲生物怪録 稲生平太郎少年の妖怪退治 |
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付喪神 道具の妖怪たち |
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妖怪は現代にもいるのだろうか 岩井宏實 |
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索引 |
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参考文献 |
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