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中筋 朋/著 -- 世界思想社 -- 2015.3 -- 771.7

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
中央 参書庫 K/771.7/なか/ヤ 180273924- 一般書 可能 利用可

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中央 1 0 1

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タイトル フランス演劇にみるボディワークの萌芽
副書名 「演技」から「表現」へ
著者名 中筋 朋 /著  
出版者 世界思想社
出版年 2015.3
ページ数等 12,226p
大きさ 22cm
分類(9版) 771.7  
分類(10版) 771.7  
内容紹介 自然主義を唱えたゾラ、自由劇場を創設したアントワーヌ、象徴主義演劇の可能性を示したメーテルランク…。19世紀末フランスの演劇論や戯曲を読みときながら、現代演劇の原動力となった俳優訓練術の萌芽を描きだす。
内容注記 文献:p213~223
テーマ 演劇-演技 , 演劇-フランス  
ISBN 4-7907-1659-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
本体価格 ¥3500
特定資料種別 図書
URL https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103707474

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 俳優「の」からだ
1 現代演劇におけるフィクション空間の変容
2 劇空間を生み出す俳優の存在の強度
3 演者の存在のゆらぎ
4 俳優のための身体術
5 「ドラマの危機」と演出の誕生
6 潜在的なものへの興味
7 自然主義と象徴主義の交錯
8 「無意識」の概念
第1章 レトリックからスペクタクルへ
1 視覚芸術としての演劇へ
2 商業演劇の完成
3 商業演劇に対する反発
4 自由劇場の誕生
5 芸術劇場から制作劇場へ
第2章 夢みる自然主義
第1節 ゾラの文学理論における客観性のゆらぎ
1 対象へ参加する「実験者」
2 感覚的なものの優勢
3 のみこまれる観察者
4 とけあう主体と客体
第2節 自然主義理論と「生」の詩
1 アントワーヌにおける「内奥の意味」
2 見えるものと見えないものの弁証法
3 生活に見いだされる詩
4 客体としての意志
5 環境理論における内面性の問題
第3節 ジャン・ジュリアンと「自然主義と象徴主義の交差点」
1 ジャン・ジュリアンと『芸術と批評』
2 『芸術と批評』と自然主義/象徴主義
3 あらたな演劇の模索
4 科学と無意識
5 美学の基盤としての無意識
第3章 認識というドラマ
第1節 自然主義劇作術と象徴主義劇作術の弁証法
1 「認知」の内面化
2 部分の詩学と全体の詩学
3 ジャン・ジュリアンと「総合」の理論
4 「断片」のダイナミズム
第2節 メーテルランクの一幕劇における「劇」の在処
1 できごとと認知のあいだで
2 「行動する」から「こうむる」へ
3 認識を「見せる」視覚装置
4 もうひとつの劇の可能性
5 「生の光景」の知覚
6 劇のあらたなダイナミズム
第4章 変容にさらされる俳優像
第1節 俳優の意識をめぐって
1 俳優の否定における三つのレベル
2 職業俳優のプロ意識という罠
3 俳優の自我というさまたげ
4 俳優のからだの否定
5 「心理的演技」と「内面性の表現」
第2節 俳優の二つのモデル
1 理想の俳優としてのマリオネット
2 人形の不気味な存在感
3 身体表現の魅惑
4 「紋章」としての表現
5 舞踊の身体と人形の身体の出会い
6 「意識の不在」と「無限の意識」の往還
7 「二つめの知恵の実」としての俳優訓練
第5章 「脱力」と「型」にむけて
第1節 自由劇場における試み
1 シンプルさの復権
2 空間の生成
3 からだの印象と動きの重視
4 表現の素地としてのからだ
第2節 芸術劇場・制作劇場における試み
1 俳優の消失という理想
2 「存在」から「存在の喚起」へ
3 夢遊病のような演技
4 媒体としての俳優
結び