第1章 事起こしとは何か |
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1 二〇〇〇年世代人、三・一一後世代人の務め |
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2 底無しに沈むリスクを抱えた地域の復興に向き合おう |
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3 事起こしの時代へむけてのイメージづくり 四面会議システムの世界 |
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4 四面会議システムの世界 |
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第2章 鳥取県智頭町の三〇年の事起こし |
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1 はじめに |
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2 ひとりから起こす事起こし 寺谷篤の挑戦 |
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3 仕掛ける ベースキャンプを築いて小さく始める事起こし(一九八〇年代中盤から一九九〇年代中盤) |
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4 「仕掛ける」から、「広がりを促し、導く」へ(一九九〇年代中盤から二〇〇〇年代中盤) |
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5 集落から地区への跳躍を促す小さな事起こしのリーダー(「身の丈事起こしリーダー」)育て(二〇〇〇年代中盤より二〇一四年現在も進行中) |
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6 思考実験「智頭町が大災害に襲われたらどうなるか」 |
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7 三・一一の被災地の地域復興の困難性と可能性 |
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第3章 日本ゼロ分のイチ村おこし運動から学ぶ、智頭の事起こし実践の知恵 |
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1 ゼロからイチを起こす小さな地域復興 |
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2 集落版ゼロイチ運動 |
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3 ゼロイチ運動の特徴と基本的な要件 |
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4 地域復興のための息の長い(持続的な)「事起こしのための事起こし」 |
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5 事起こしは、まずひとりから始まる |
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6 小さくささやかでよいが、共鳴しあい、一致団結できるテーマが見つかれば地域の人たちは場立ちする |
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7 ゼロイチ運動は事起こしを通して「小さくささやかでよいが、共鳴しあい、一致団結できるテーマが見つかれば地域の人たちが場立ちする」体験を積むことにつながる |
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8 事起こしの計画づくりを支援する戦略システム思考と、梃子として使える四面会議システム |
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第4章 地域活性化、まちづくりと事起こしの共通性と相違性 他地域の事例も含めて考える |
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1 はじめに |
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2 事起こしとは何か その基本的要件を考える |
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3 「釜石の奇跡」の陰にあった津波防災教育成功モデルを生んだ事起こし |
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4 町並み保存運動は事起こしか? |
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5 地域経営としてみた事起こし 鳥取県智頭町の地域経営モデルづくりの事例 |
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6 事起こしの日本的固有性と国際的視点からみた共通性の検討 |
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7 事起こしを展望するパースペクティブづくりに向けて |
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第5章 事起こしを支える四面会議システムの技法と世界観 |
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1 四面会議システムが醸し出す実際の光景 智頭町山郷地区の廃校活用の実践行動計画づくり |
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2 四面会議システムの構成と標準的な適用の手順 |
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3 四面会議システムの本詰めの作業から入る演習法(簡易版=コンパクト・バージョン) |
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4 四面会議システムの前詰めを加えた本格バージョン KJ法やSWOT分析などを用いてFramework(づくり)から始める全点セットアプローチ |
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5 ファシリテーターの技量が左右する四面会議システムの本格的適用のノウハウ(実践フル・バージョン)に挑戦しよう |
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6 四面会議システムの世界観と人間力向上のための梃子としての活かし方 |
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7 寺谷が説く四面会議システム法の妙味 |
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8 四面会議システム技法の誕生秘話 |
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9 まとめ 四面会議システムのフル・バージョンの基本的手順を用いる図面・書式 |
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第6章 発想転換 事起こしから入る自然災害と過疎化の二重災害からの地域復興 |
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1 過疎地域の災害復興は二重の難題に向き合うこと |
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2 公的セクターのトップダウンアプローチ、大学やNGOの補完的役割 |
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3 ゼロから始める自分起こしの事起こし 究極のボトムアップアプローチ |
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4 事起こし以前のハンディキャップならしの地道な克服 「必要とすること」と「必要とされること」の「合わせ事」が成り立つ社会システム |
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5 日常性に隠れた「もう一つの災害」としてみた「地域の過疎化」 |
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6 発想転換 小さな地域から、地域を復興させるモデルづくり |
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7 日常性に隠れた「もうひとつの災害」 地域の過疎化 |
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8 三・一一の被災地の地域復興の困難性と可能性 |
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第7章 事起こしのすすめ 実践システム理論と適用 |
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1 読者としてみた実践者と実践的専門家 |
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2 良き実践者の良き感性と体得表現に学ぶことから始めよう |
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3 実践的教育・研究者に求められる実践哲学 |
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4 実践記録整理システム手帳対実践理論ガイドブック |
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5 参加型意思決定支援法としてみた四面会議システム ワクワクしてエキサイティングな体験が得られるゲーミングプロセス(YSMゲーム) |
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6 n人ゲームとしてみたY(n)SM |
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7 生存の淵を乗り切る四面会議システム・ゲーム(Survivability‐critical YSMゲーム) |
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8 win‐win debate logics(ウィン・ウィンのディベート論理) |
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9 アダブティブマネジメント 事起こしの動的学習過程 |
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10 五層モデルで過疎化の総合的な症状を説明・解釈する |
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11 糧→舵→絆→礎 (循環)モデルを用いて「地域・社会システム」の動的構造特性を説明・解釈する |
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12 地城(マチ)復興のための事起こしのプロセスのモデル化とコンフリクト・マネジメントの意義 |
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13 次の高みを目指す実践と教育・研究実践 場づくりのシステム知の開発を目指して |
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第8章 むすび 事起こしの時代を支える三原色のまちづくり |
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1 ひとりから始める事起こしが生み出すボトムアップのダイナミズム |
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2 進化型の行政主導が求められるトップダウンのアプローチ |
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3 長い時間軸に沿った地域の三局面の持続的なマネジメント 日常モードと、災害モード、大災害(非常事態)モードが回転扉のように巡ることをあたりまえとした「地域の整え方」 |
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4 広島土砂災害(二〇一四・八・二〇)が問いかけること |
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221~222p |
5 自然災害(嵐)が起こる前に地域に降りかかる陰(社会的ストレス)から地域を復興し続ける挑戦 |
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6 招かれざる客を演ずる余計な世話役も必要な事前の地域復興事起こし |
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7 減災も含めた持続的な地域(マチ)復興は多元的・多角的ガバナンスのまちづくり 三原色のまちづくり |
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8 三原色のまちづくり |
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