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今野 大輔/著 -- 皓星社 -- 2014.10 -- 498.6

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中央 参書庫 /498.6/こん/ 180274784+ 一般書 可能 利用可

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タイトル ハンセン病と民俗学
副書名 内在する差別論理を読み解くために
著者名 今野 大輔 /著  
出版者 皓星社
出版年 2014.10
ページ数等 472,6p
大きさ 22cm
分類(9版) 498.6  
分類(10版) 498.6  
内容紹介 長きにわたって日本社会から包摂されずにいたハンセン病患者がこうむってきた、強制隔離やそれに伴う人生被害、また差別と偏見について、「政策」「医師の言説」「民間伝承」から問題構成を読み解く。
著者紹介 1982年東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程後期修了。博士(文学)。同大学民俗学研究所研究員、淑徳大学兼任講師。 
テーマ ハンセン病 , 社会的差別  
ISBN 4-7744-0493-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
本体価格 ¥6500
特定資料種別 図書
URL https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103664736

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序章 研究の目的と手法・方向性
第一章 民俗学の差別研究について
第二章 ハンセン病に関する基礎的情報
第三章 近代以前のハンセン病
第四章 近現代ハンセン病政策の展開と差別の強化
第五章 近現代ハンセン病医学とその影響
第六章 ハンセン病問題の新局面
第七章 ハンセン病と民間伝承
第八章 今後の問題解決に向けて
第一節 ハンセン病をめぐる差別の問題
第二節 ハンセン病問題研究の課題
第三節 「らい」から「ハンセン病」へ
第四節 本研究の目的-ハンセン病差別の意味論
第五節 本研究の方法-研究法・資料・構成
はじめに
第一節 「差別と民俗」特集号の意義
第二節 ケガレ論および境界論からの把握
第三節 民俗学の被差別部落研究
第四節 「所謂特殊部落ノ種類」をめぐって
小括
はじめに
第一節 ハンセン病の病理学-その特徴と現在
第二節 ハンセン病に対する現在の認識-若年層と高齢者層を中心に
小括
はじめに
第一節 歴史学における研究史
第二節 古代律令制下におけるらい-漠然とした罪として
第三節 中世仏教者の理解およびその影響-罪悪視の強化
第四節 近世医学のらい理解-家に伝わる病気として
第五節 近世諸文献にみるらい理解-近世随筆を中心に
小括
はじめに
第一節 『最終報告書』における提言とその分析
第二節 近代衛生政策の展開-コレラ危機と「衛生」
第三節 ハンセン病政策の濫觴-「癩予防ニ関スル件」の成立
第四節 隔離政策の強化-「癩予防法」成立まで
第五節 患者と一般社会の分断-「らい予防法」制定まで
小括
はじめに
第一節 近代ハンセン病医療史の展開-世界のハンセン病医療
第二節 明治初期のハンセン病治療-養生論と科学療法の併用
第三節 病因に関する言説-遺伝説と伝染説の揺らぎ
第四節 治療から隔離へ転換する医師たちの言説-患者の治療から病気の根絶へ
第五節 治療への努力とその実態-隔離への反対と療養所における医療
小括
はじめに
第一節 「ハンセン病問題基本法」制定の背景
第二節 ハンセン病療養所の将来構想
第三節 療養所退所者の問題
第四節 「ハンセン病問題基本法」をめぐる問題
小括
はじめに
第一節 民俗学における研究史の整理と本章のアプローチ
第二節 ハンセン病の方言とその分布について-分布からみる地域差
第三節 患者の放浪とその記録-『癩患者の告白』と四国遍路
第四節 戦前の患者集住の様子-草津湯ノ沢と熊本本妙寺を中心に
第五節 拡大する差別視と婚姻忌避-個人から家へ、家から集落へ
第六節 超世代的な継承について-俗信・伝説・特殊葬法から
小括
はじめに
第一節 全体を振り返って
第二節 重層複合的ハンセン病差別
第三節 本書の意義と今後の展望