所蔵館	所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
こども	参児文	ｼ/910/く/	280078280Z	一般書	可能	利用可

タイトル	「少女小説」の生成
副書名	ジェンダー・ポリティクスの世紀
著者名	久米　依子／著
出版者	青弓社
出版年	２０１３．６
ページ数等	３５６ｐ
大きさ	２０ｃｍ
分類(9版)	910.26
分類(10版)	910.26
内容紹介	欧米には見られない独特なジャンルである「少女小説」。明治末期から現在までの少女小説の物語構造を読み解き、「少女像」や「少年／少女の分割線」の変容をあぶり出しながら、少女小説がはらむジェンダーの問題系を解明する。
著者紹介	東京都生まれ。日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得退学。目白大学教員。専攻は日本近代文学、日本児童文学。
テーマ	小説（日本）－歴史 , 少女
ISBN	4-7872-9215-5
本体価格	￥３０００
特定資料種別	図書
URL	https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103517716

タイトル	著者名	ページ
序章　少女の世界
第１部　〈少女〉の成立／「少女小説」の誕生
第１章　無垢な「天使」の物語
第２章　メディアにおける〈少女〉の成立
第３章　「少年世界」における若松賤子の創作
第４章　「少女小説」の成立
第５章　芥川龍之介「雛」の少女
第２部　少女セクシュアリティの表象／「少女小説」の展開
第６章　構成される少女Ⅰ
第７章　構成される少女Ⅱ
第８章　馴致されるセクシュアリティ
第９章　昭和期の少女像の展開
第１０章　セクシズムのなかの吉屋信子
第１１章　少女小説から従軍記へ
第３部　少女文化の変容／水脈としての「少女小説」
第１２章　昭和戦前期から戦後へ
第１３章　少女小説から少女マンガへ
第１４章　ライトノベルとジェンダー
第１５章　戦う〈少女〉の任務と少女コミュニティー
１　〈少女〉という境界
２　「少女小説」の誕生と展開
１　少年雑誌と少女読者
２　「少年園」の基本姿勢
３　女子読者と誌面
４　女子に関する論説
５　「女子之忠」の規定
６　少年との分離
１　「少年世界」の「少女」欄の開設
２　「少年世界」以前の若松賤子の活動
３　少女に語る物語
４　少女の位相と物語の方法
５　〈教訓〉から逃れる表現
１　「家の娘」の位置
２　閉ざされる少女小説
３　「われわれ」のなかの少女
４　良妻賢母の新たな任務
１　「雛」の語りと物語内容
２　家父長制のなかの「雛」
３　「雛」の文化と家の繁栄
４　父権と伝統
１　少女雑誌の冒険
２　家父長制下の家庭悲劇と女性の分断
３　〈愛される〉少女の時代
１　少女友愛小説の発生
２　強制的異性愛制度の補強とジャンルの成立
１　「文学者」を出さない「幸福」
２　モダニズムの刺激
３　一九三〇年代の少女雑誌とセクシュアリティ
４　「寵児」の行方
１　男性作家の〈少女幻想〉
２　〈少女幻想〉から逃れること
１　下位項目の作家として
２　少女小説というモード
３　「第二恋愛」としてのレズビアン・セクシュアリティ
４　〈家族の神話〉と女性同士の絆
１　総力戦と少国民少女
２　少女小説の戦略
３　総力戦と女性従軍作家の登場
４　「女性幼児虐殺」の現場
５　仮構される連帯
６　「共存共栄」の不可能性
７　林芙美子と非戦闘員
１　長篇少女小説と行動する少女
２　男女共学時代の変容
１　少女文化からの発展
２　少女マンガの〈文学〉性
３　少女マンガからの越境
１　ライトノベルという名称
２　ジェンダーと性別化されたレーベル
３　少年と少女の役割
４　ジェンダーを考えるために
１　戦う少女の国
２　欲望のための表象
３　回避と依存
４　女装少年と少女コミュニティーの問題

館名	所蔵数	貸出中数	貸出可能数
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