資料詳細

今井 むつみ/著 -- 筑摩書房 -- 2013.1 -- 807

  • 総合評価
    5段階評価の0.0
    (0)
  

所蔵

所蔵は 7 件です。予約は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
こども 整理 /800/い/ 280073822W 児童書 可能 利用可
こども 参児文 シ/800/い/ 280095831- 児童書 可能 利用可
安佐北 一般 /807/いま/ 3800695592 一般書 可能 利用可
東区 一般 /807/いま/ 4800788754 一般書 可能 利用可
安佐南 一般 /807/いま/ 580083592/ 一般書 可能 利用可
安芸区 一般 /807/いま/ 680060349- 一般書 可能 貸出中
なか区 一般 /807/いま/ 080074356X 一般書 可能 利用可

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
こども 2 0 2
安佐北 1 0 1
東区 1 0 1
安佐南 1 0 1
安芸区 1 1 0
なか区 1 0 1

資料詳細

タイトル ことばの発達の謎を解く
シリーズ ちくまプリマー新書
著者名 今井 むつみ /著  
出版者 筑摩書房
出版年 2013.1
ページ数等 239p
大きさ 18cm
分類(9版) 807  
分類(10版) 807  
内容紹介 単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。ことばを獲得するプロセスを、発達心理学・認知科学の視点から紐解く。
内容抜粋 子どもは言語のどのような要素をどのように学習しているのか、「ことばの意味」についてどのように理解しているのか、「ことばの発達」と「思考の発達」はどのような関係にあるのか。人の知性にとって欠かすことができない言語を、子どもがどのように学んでいくのかを解明する。
著者紹介 ノースウエスタン大学心理学博士。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。玉川大学赤ちゃんラボと共同研究を進めている。著書に「ことばと思考」など。 
内容注記 参考にした本、読者におすすめしたい本、論文など:p234~239
テーマ 言語発達  
ISBN 4-480-68893-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
本体価格 ¥860
特定資料種別 図書
URL https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103472556

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
はじめに
第1章 アラミルクガホシイノネ-単語の発見
第2章 ヘレン・ケラーのwater事件-ことばの世界の扉を開ける
第3章 歯で唇をフム-動詞の意味の推測
第4章 血圧がヤスイ-モノの性質、色、位置関係の名前の学習
第5章 ことばの発達の謎を解く-発見、創造、修正
第6章 言語が思考をつくる
終章 読者のみなさんへのメッセージ
参考にした本、読者におすすめしたい本、論文など
1 お母さんのおなかの中ではじまる言語の学習
“she”と“see”-言語によって違う音の単位/“race”と“lace”が聞き分けられないわけ-カテゴリー知覚/いつごろ音素のカテゴリーができるのか
2 人の声から単語を見つける
リズムとイントネーションを使う/「チガガ出た」-単語と機能語の区別に気づく/単語をつくる音のパターンを分析する
コラム(1) 赤ちゃんの持つ知識をどのように知ることができるのか
1 ことばの洞察
ヘレン・ケラーの話/チンパンジーの研究から
2 赤ちゃんの「思い込み」
単語の意味を教えられるのか?/湯船に落ちた時だけアヒル?-状況とモノを切り離す/グレープフルーツもクロワッサンも「おつきさま」-ことばの意味の範囲/固有名詞か普通名詞か/二歳児の考える「ネケ」の意味
3 ことばの仕組みを発見する
子どもにとって「似ている」モノ/「イヌと犬小屋」には同じ名前がつかない/形がないものは別/固有名詞はあとまわし/ことばの仕組みを発見する
コラム(2) 心の中にあることばの辞書
1 動きにも名前がある-動詞と名詞の違いに気づく
「チモッテル」は動作のことば?/ことばの形が名詞と動詞で同じだったら
2 「アゲル」「モラウ」「クレル」-動詞の意味の複雑さ
「アゲル」「モラウ」「クレル」/「ウサギをチモル」と「ウサギがチモル」/助詞で見極める/目的語が省略されると…
3 「足でナゲル」-動詞の意味を一般化する時の問題
「ナゲル」と「ケル」/オノマトペって実はすごい
1 モノの性質の名前
どの性質を指すのか見極める/比較の基準が相対的/くっつく名詞によって変化する/多種多様な反対語/発達段階に即してみると
2 色の名前
「アオい」かばんと「ムラサキの」かばん-色の名前の品詞/色の名前のつけ方は言語によって千差万別/色の地図を自分でつくる
3 位置関係の名前
クマの像の前はどっち-何を基準にした「前」か/「前」という語が持つ二つの視点システム/「前」「後」「左」「右」の意味の学習/「前後左右」と「東西南北」
4 まとめ-全体像がわからないと、単語の意味は学べない
1 ことばの発達のジレンマ
ことばの意味を「知る」とは/語彙という「意味のシステム」
2 発見
システムの存在を発見する/ことばを創るためのパーツを発見する/システムの中の「似ている」を発見する
3 創造
ことばを創る/学習した知識を創造的に使う/コンピュータにできないこと
4 修正
大人の言い方に合わせる/もうボールとは言えない/「修正」しながら単語の意味を深化させる/発見、創造、修正を繰り返す人間
5 システムが先にできていたら-外国語の学習
コラム(3) 子どもは詩人か?
1 ことばによって新しい概念を理解する
「愛」という概念の理解/抽象的なことばの意味をことばで理解する
2 知識の体系をつくる
オカピの胃はいくつ?/ことばを頼りに「同じ種類」を決める
3 ことばが新たな概念を生む
数の概念/数のことばがなかったら
4 ことばの学習が科学的思考の基礎となる
ことばは一貫した基準でカテゴリーをつくる/ことばがつくる「同じ」という概念/科学的発見と「関係のアナロジー」