はじめに |
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1 いざ新天地へ |
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2 島松で鍬をふるう |
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3 大野の地で稲作を習う |
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4 島松の地に稲穂が垂れる |
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5 百万石の夢に向かって |
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6 トノサマバッタの襲来にも負けず |
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7 稲作奨励の時代がはじまる |
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8 久蔵の精神 |
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おわりに●赤毛種から「ゆめぴりか」へ |
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あとがき |
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主な参考文献 |
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資料編 |
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諸国を旅して/仙台藩に仕え、蝦夷地におもむく/開拓農民になる決心 |
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勇払から希望の地、島松へ/まずは食料集めから/原野に畑を切り開く/開拓判官、松本十郎との出会い/樽前山の大噴火 |
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“北海道でも米はできるはず”/途絶えていた北海道の稲作/大野に稲作を根づかせた高田万次郎/寒さに強い赤毛種と白ひげ種/万次郎に稲作を教わる |
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水を温める暖水路/種もみの発芽は風呂の湯で/あぜで夜通し湯を沸かす/“子を育てるほどに手間がかかる”/思いがかなった収穫のとき/松本十郎に成功を報告/天候に左右されながらも/開拓使を去る十郎からの励まし/日本初の勧業博覧会で注目される |
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田畑を広げ、作物も増やす/栽培や試験を克明に記録/種もみを無償で配布/明治天皇にみずからの稲作を紹介/島松への入植者を支援 |
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空を覆うバッタの群れ/久蔵のイネも食べつくされる/それでも種もみを配布する |
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米は欠かせない主食/酒勾常明の着任と稲作の奨励/酒勾への惜しみない協力/広がりつづける稲作の北限 |
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稲作への無償の愛/松本十郎との絆/十郎の孫、友との語らい/久蔵の晩年 |
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