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日沖 敦子/著 -- 勉誠出版 -- 2012.2 -- 184.9

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中央 参書庫 /184.9/ひお/ 180208022N 一般書 可能 利用可

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
中央 1 0 1

資料詳細

タイトル 当麻曼荼羅と中将姫
著者名 日沖 敦子 /著  
出版者 勉誠出版
出版年 2012.2
ページ数等 6,434,20p 図版32p
大きさ 22cm
分類(9版) 184.9  
分類(10版) 184.9  
内容紹介 当麻曼荼羅と中将姫に関する説話・物語・寺社縁起などの文芸の享受の様相を、文化史的な観点から解き明かす。フィールドワークを通して得た情報を手掛かりに、説話/絵画史料から民衆の信仰のかたちを探る。
著者紹介 1978年愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。同大学院人間文化研究科研究員。金城学院大学等非常勤講師。著書に「毛髪で縫った曼荼羅」など。 
テーマ 仏教説話 , 仏教美術  
ISBN 4-585-27009-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
本体価格 ¥12000
特定資料種別 図書
URL https://www.library.city.hiroshima.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1103380294

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
論考篇
序章 中将姫説話と民衆の信仰のかたち
一 中将姫説話とは何か
二 本書の視角と目的
三 研究方法
四 本書の構成
第一部 中将姫説話と物語絵
第一章 浄土憧憬
はじめに
一 伝本について
二 掛幅絵の制作背景
三 構図の違いが意味すること
四 描かれた来迎会
五 中将姫追慕のかたち
おわりに
第二章 当麻曼荼羅と中将姫説話
はじめに
一 個人蔵「当麻曼荼羅」について
二 両縁に描かれた縁起絵の特徴と掛幅絵の構造
三 曼荼羅享受の場
おわりに
第三章 在米の奈良絵本・絵巻
はじめに
一 ハーバード大学美術館蔵『中将姫の本地』
二 ボストン美術館蔵『中将姫』
おわりに
第四章 中将姫説話の展開
はじめに
一 当麻寺中之坊蔵「中将姫絵伝」について
二 「中之坊絵伝」の内容
二 蛇になった継母
三 説経浄瑠璃『中将姫御本地』の展開
四 語りとパフォーマンス
第二部 当麻曼荼羅の制作と説話・縁起の生成
第五章 当麻曼荼羅と比丘尼
はじめに
一 文亀曼荼羅説話
二 比丘尼覚円
三 北野の織屋
四 北野の念仏比丘尼と曼荼羅
おわりに
第六章 禅林寺所蔵「当麻曼荼羅」由来譚とその周辺
はじめに
一 建保曼荼羅の行方
二 禅林寺所蔵「当麻曼荼羅」の裏書と軸木銘
三 『月庵酔醒記』「洛東禅林寺大曼陀羅略縁起」『肥後国誌』三者の比較
四 満善寺と河尻氏
五 浄土信仰の展開と満善寺
おわりに
第七章 当麻曼荼羅の修復と制作
はじめに
一 高誉上人のこと
二 『当麻曼荼羅修覆縁起』の記述
三 当麻曼荼羅と熊野権現
四 貞享曼荼羅の制作
五 高誉上人と曼荼羅丸
おわりに
第八章 曼荼羅の由来と縁起
はじめに
一 日輪山曼陀羅寺について
二 曼荼羅感得と尼
三 在地の風景と信仰のかたち
おわりに
〈翻刻〉愛知県江南市前飛保日輪山曼陀羅寺略縁起二種
第三部 僧と民衆
第九章 髪繍当麻曼荼羅と空念
はじめに
一 毛髪で縫った当麻曼荼羅
二 山州伏見大樹院のこと
三 後世への影響
四 髪繍と民衆の信心
おわりに
第十章 髪繍に込めた祈り
はじめに
一 空念の歩み
二 空念制作の髪繍とその生涯
三 僧と民衆
おわりに
第十一章 光世と彫刻当麻曼荼羅
はじめに
一 円福寺について
二 光世の生涯と彫刻当麻曼荼羅制作の背景
三 当麻曼荼羅の構図
四 おわりに
〈翻刻〉埼玉県春日部市円福寺 版木七種
資料篇
翻刻 檀王法林寺蔵『当麻踟供養図記』
翻刻 ボストン美術館蔵『中将姫』