はじめに |
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第1回 『モモ』で読み解く労働と産業社会 |
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第2回 欲望をつくる文化産業 |
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第3回 意識を生み出すテクノロジー |
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第4回 メディアという洞窟 |
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第5回 自分と未来のつくり方 |
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おわりに |
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引用文献一覧 |
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この授業で扱うこと/一〇〇年間の急激な変化/情報産業社会と『モモ』/『モモ』のストーリーと初期条件/『モモ』のはじまりの場所/円形劇場の形とモモの特技/単独性と想像力/灰色の男たちの登場/時間がお金に換わるしくみ/葉巻の正体は?/抽象化される労働/機械の登場/お金がお金を生む/まず資本を貯める/機械でお金を増やす/産業社会で失われるノウハウ/キッチュになる世界 |
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アメリカの新しい資本主義/労働者を消費者にする「フォーディズム」/アメリカン・ドリームと核家族/あこがれを生み出す映画・テレビ/欲しがれない消費者/「みんなが欲しいものが欲しい」/株価と美人投票論/「自由時間」をつかまえる/情報機器のなかを流れる時間/時間は意識を生む/意識の市場/文化産業は「悪」なのか |
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時代を先取りした宮沢賢治/テレビのしくみ/「見えないから見える」という原理/「テクノロジーの文字」がつくる技術的無意識/「現象」になる人間/一九〇〇年に意識を考えた人たち/フッサールの考えた「現在」/ちびさんのおへそをつかまえろ!/テレビの時間と本の時間/「コレがアレを殺す」/本は人を自由にする?/新しい文字文化/新しいリテラシーと啓蒙主義 |
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ソクラテスとプラトン/洞窟の囚人という設定/囚人が本物を知ったら?/イデア論とは/身体という制約/「洞窟」とテレビ/ジェフリー・ショーの作った「洞窟」/現代の洞窟と僕たち/デジタル時代のイデアってなに?/0と1の世界/新しいブロックと絵の具/洞窟を広げる情報機器/進化する洞窟/洞窟どうしのコミュニケーション/アバターの正体/実体化していく影/ポスト・ヒューマンの条件 |
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『モモ』の世界と現代/自分と未来の「つくり方」/自然のエコロジーと情報のエコロジー/情報の環境問題を考える/イメージの過剰と想像力の貧困/「補助具」のもたらす「危難」/他人を思いやる力・未来をつくる資源/タブラ・ラサという方法/デカルトの懐疑と反省/「自分」をつくるメタな認識/「自分の回路図」をつかもう/余白に自分を書き込む/町へ出よう/メディアで表現する/新しい「情報の生態系」を生きること/メディア分析の新しいツール/新しい批評と想像力/デジタル時代の社会基盤/新しい公共空間ということ |
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