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中国新聞「子どもたちへ本の招待状」
(2024年12月)に掲載された本の紹介

カテゴリー:こども図書館
記事分類:お知らせ公開日:2025年1月 9日

こども図書館職員が中国新聞「子どもたちへ本の招待状」(2024年12月)で紹介した本です。
本選びの参考にいかがですか?

2024年12月23日掲載(対象:中学生から)

『博物館の少女―怪異研究事始め』
富安 陽子 著(偕成社)

大阪の古物商の娘だった花岡イカルは両親を亡くし、東京に住む遠縁の老夫婦に引き取られます。縁あって上野の博物館の敷地にある古い蔵で働くことになり、訳ありの収蔵品を整理するよう言われます。
すると、祟(たた)り神の匣(はこ)として祭られていたという黒手匣(くろてばこ)がないことに気付きます。イカルは持ち前の好奇心と真っすぐな性格で、事件の真相に迫ります。
名高い絵師・河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の娘であるトヨや、謎多き少年アキラなど魅力ある人物が登場し、明治初期の街や人々の暮らしの様子も楽しめるミステリーです。