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平成30年新成人となったあなたへ 広島市立図書館おすすめ本を紹介します!

カテゴリー:広島市立図書館
記事分類:事業報告公開日:2018年1月10日

ご成人、おめでとうございます!
成人として新たな門出を迎えられたあなたにおすすめの本をご紹介します。成人としての一歩を踏み出すきっかけに読んでみてはいかがでしょうか?
図書館をすでに利用している方も、これまで利用したことがない、しばらく遠ざかっていたという方も、勉強や就職活動、趣味に積極的にご活用ください。

おすすめ本

1 『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』 山中 伸弥ほか/著 2017年 文藝春秋

おすすめ本1

山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏といった各界で活躍されている著名人が行った大学での講演や対談をまとめた一冊です。
どんな偉大な人にも失敗や挫折の経験があり、悩みながらもそれを乗り越えてきたことが分かります。
「何者でもない」ということは、これから「何者にでもなれる」ということです。自分が「何者でもない」と思っている人にとって、この本が夢を持つきっかけとなり、また夢を実現させるためのヒントになればと思います。

2 『マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版』 P.F.ドラッカー/著 上田 惇生/編訳 2001年 ダイヤモンド社

おすすめ本2

20歳を迎え、目標を持っている方、まだ明確でない方、すでに達成している方と様々いらっしゃると思います。
この本は主に組織のマネジメントについて書かれていますが、組織を自分自身に当てはめて読んでみてください。目標を達成するような成果をあげるにはどうすればよいか、自分自身にはどんな資源があり何をすべきなのか、次の目標はどのように設定するべきなのか、考えるきっかけになると思います。
この本を読んでマネージャーとして自分自身をマネジメントしてみませんか。

3 『カウンターの向こうの8月6日』 冨恵 洋次郎/著 2017年 光文社

おすすめ本3

広島市出身の著者は20歳の時にオープンした自身のバーで、2006年2月から毎月6日に被爆者を招き被爆証言会を開催しました。そのきっかけは、原爆に関する客からの質問に答えられなかったことでした。
証言者の被爆体験とその後の人生を必死に生きてきた話は、悩みを抱える人の生きる糧になると感じ、2017年7月に37歳で亡くなるまで証言会を続けました。
学校で原爆について学んでいても、大人になると忘れてしまうことや、感じ方が変わることもあります。20歳という節目の年にぜひ読んでほしい一冊です。