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「認知症にやさしい図書館」事業を実施しました

カテゴリー:中央図書館
記事分類:事業報告公開日:2023年3月14日

広島市立中央図書館・広島都市学園大学・広島大学医学部 連携事業「認知症にやさしい図書館」
展示 認知症にやさしい図書館~認知症の方の内面世界を知る~

令和4年9月17日(土)~11月29日(火)に自由閲覧室Bで展示を行いました。
「認知症の人の心を知る」「当事者や介護者の言葉で知る」「絵本で感じる」「認知症の方の見え方を文学で感じる」をテーマに60冊程度の本を集め、大学生が作成したポップを付けて紹介しました。

展示の様子

展示の様子

講座「認知症を知る」~認知症の方の内面世界~

令和4年10月15日(土)に、谷川良博氏(令和健康科学大学准教授・作業療法士)を講師に迎え、作業療法士としての体験を交えながら、認知症の方の見えかたや感じかたについてお話しいただきました。この講座は、オンラインでの配信も行いました。

参加者のアンケートでは「認知症の方からの視点を、具体例で視覚的にわかりやすく説明していただいた」「認知症にかかる小説、映画の紹介があり、読んで、見てみたいと強く感じた」「自分が日々感じながら、取り組んでいることが間違ってなかったと認識できました、現場で活かしていきます」といった声が寄せられるなど、大変好評でした。

講座の様子

講座の様子

認知症ブックカフェ ①「思い出を語る」 ②「図書館で作業療法」

令和4年10月10日(月・祝)と11月13日(日)に「認知症ブックカフェ」を開催しました。
各日のテーマを ①10月10日「思い出を語る」、②11月13日「図書館で作業療法」とし、内容を変えて行いました。

①では、大学生や大学教職員がブックトークを行い、『認知症世界の歩き方』(筧 裕介/著 ライツ社 2021年)、『あんなにあんなに』(ヨシタケ シンスケ/著 ポプラ社 2021年)、『家族じまい』(桜木 紫乃/著 集英社 2020年)の3冊を紹介しました。

②では、参加者に4種類(「図書館の本の表面を拭く」「リサイクル事業用の雑誌に図書館のシールを貼る」「利用案内のチラシを三つ折りにする」「封筒にあて先ラベルを貼る」)の作業をしていただき、大学生が作業の手伝いをしました。

①②とも、最初に図書館職員による絵本の読み聞かせと大学の教員による解説を行い、後半は参加者と大学生が本や写真を見ながら語り合い交流しました。

参加者のアンケートには「昔のことを思い出して楽しかった」「お話がわかり易く楽しく会話に入る事が出来ました」「本のよごれの取り方を知りました」といった声が寄せられました。

認知症ブックカフェの様子

認知症ブックカフェの様子 width=

認知症ブックカフェの様子