平成31年3月17日(日)、中央図書館で「ウィキペディアタウン in 広島(若者編)」を開催しました。

このイベントは、地域の文化財や名称などについて調べ、その情報をインターネット上の無料の百科事典「ウィキペディア」に掲載し、発信するというもので広島市では初の取組です。

イベントには、高校生や大学生26名の参加がありました。当日は、「オープンデータ京都実践会」や「『ひろしま地歴ウォーク』編集委員会」のメンバーの指導のもと、午前中は2時間の「まち歩き」で広島城や平和記念公園周辺の歴史や地理について学び、午後は、グループに分かれて記事の作成に取りかかりました。

まち歩きの際にガイドから聞き取った内容や撮影した写真を持ち寄り、また、図書館の資料を確認するなど、和気あいあいと話し合い、時には議論を戦わせながら同年代の若者たちが共同で作業を進め、「勝鯉（しょうり）の森」、「雁木（がんぎ）（広島市）」などの4項目を新規登録、修正しました。

最後に、各グループの参加者が前に並び、編集作業した内容や、このイベントに参加した感想などを発表してもらい、「新たに広島のことを知ることができてよかった」、「ウィキペディアを自分で編集し、世界へ発信できたことが嬉しかった」などの声があり、参加者にとって満足度も高く充実した時間となったことが伺えました。

このイベントでは、郷土への関心を深くするとともに、地域資料や情報を活用し、広島の魅力を世界に発信することができます。

そして、地域の情報を探し、活用いただく際には、情報を探し出して提供する役割を担う図書館を存分に活用いただければと思います。