序章 いま,なぜ加速器の歴史なのか |
|
|
第Ⅰ部 1930年代各国のサイクロトロン開発 |
|
|
第1章 アメリカ:サイクロトロン発祥の地バークレー |
|
|
第2章 日本:理化学研究所の小サイクロトロンと大サイクロトロン |
|
|
第3章 イギリス:メトロポリタン-ヴィッカース社の企業戦略のもとで |
|
|
第4章 デンマーク:ロックフェラー財団の研究政策とニールス・ボーア |
|
|
第5章 フランス:人民戦線政府の支援と国際分業による構成技術の実現 |
|
|
第6章 アメリカ:原爆開発のために売られたハーバードのサイクロトロン |
|
|
第7章 アメリカ:ロックフェラー財団の184インチサイクロトロン計画 |
|
|
第Ⅱ部 原爆開発とサイクロトロン |
|
|
第8章 亡命科学者レオ・シラード起草の「アインシュタインの手紙」誕生 |
|
|
第9章 プルトニウム爆弾構想の推移 |
|
|
第10章 原爆原料ウラン235の電磁分離法の開発とサイクロトロン |
|
|
終章 科学者の1930年代 |
|
|
1.巨大科学の現状と問題点 |
|
|
2.大沼科学史の方法論に学ぶ |
|
|
3.実験装置史の意義と役割 |
|
|
4.本書の構成と内容 |
|
|
1.磁気共鳴加速法の発見と既存技術 |
|
|
2.原子核変換実験の装置-高エネルギー生成をめざすサイクロトロンへの可能な道 |
|
|
3.放射性同位元素製造の装置-放射線研究所の実質的確立 |
|
|
4.放射線医療機器-高強度中性子線生成のための技術開発 |
|
|
5.開発を支える財政基盤-実験装置の社会化と現状の困難性 |
|
|
1.原子核実験室の設立とその財源 |
|
|
2.23トン小サイクロトロン開発の技術的基礎 |
|
|
3.小サイクロトロンによる「国際水準」の原子核研究 |
|
|
4.共同利用の大サイクロトロン開発と学振第10小委員会の役割 |
|
|
5.60インチ大サイクロトロンの開発 |
|
|
1.キャヴェンディッシュ研究所とメトロポリタン-ヴィッカース社との関係 |
|
|
2.メトロポリタン-ヴィッカース社とエンリコ・フェルミの特許問題 |
|
|
3.サイクロトロンの磁石設計の過程 |
|
|
4.両サイクロトロンの組立て・完成時期の差とその要因 |
|
|
1.ウィーヴァーの「策略」,ボーアの逡巡とヘヴェシーの積極性 |
|
|
2.高電圧装置をめぐるボーアの事情とロックフェラー財団によるボーアへの「特別視」 |
|
|
3.コペンハーゲンのサイクロトロンの特徴 |
|
|
1.サイクロトロンづくりの最初の試み |
|
|
2.人民戦線政府の援助 |
|
|
3.ロックフェラー財団の援助 |
|
|
4.国際分業による電磁石の製作 |
|
|
5.装置原理の体系性の実現 |
|
|
1.学長コナントのイニシアチブ |
|
|
2.サイクロトロン技術の実現 |
|
|
3.財源確保の困難性と戦時体制 |
|
|
1.巨大サイクロトロン計画への熱意の発生 |
|
|
2.財団の内部事情の変化と援助の限界 |
|
|
3.援助の実現に向う本格的な行動開始 |
|
|
1.ウラン核分裂発見のショック |
|
|
2.ウランの核分裂連鎖反応は可能か否か |
|
|
3.「アインシュタインの手紙」誕生とウラニウム諮問委員会の設置 |
|
|
4.炭鉱夫のように働く物理学者 |
|
|
5.援助から契約へ |
|
|
1.イギリスのプルトニウム爆弾構想 |
|
|
2.プルトニウム239への関心の深まり |
|
|
3.ローレンスによる「94番元素の核分裂に関する覚書」 |
|
|
4.最初の軍管理の実現 |
|
|
5.戦時の新兵器開発から戦後の原子力政策へ |
|
|
1.37インチサイクロトロンの解体 |
|
|
2.科学研究開発局S-1執行委員会(第1回~第5回の経過) |
|
|
3.科学研究開発局S-1執行委員会(第6回~第8回の経過) |
|
|
4.種々のカルトロン開発とプラント設計 |
|
|
5.ウラン235生産体系の形成 |
|
|
6.184インチ巨大電磁石の戦後の活用 |
|
|
1.ファシズムの嵐逃れて-迫りくる戦争のただなかへ |
|
|
2.流浪の果てに-レオ・シラードの苦闘 |
|
|
3.経済恐慌下でのサイクロトロン開発 |
|
|
4.経済の「軍事化」-戦時体制の始動 |
|
|
5.科学・技術の戦時動員体制の形成 |
|
|
6.軍事機密体制下でのウラン研究から原爆開発へ |
|
|