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特別集書

Web広島文学資料室

広島に関わりの深い21名の著名文学者を対象に、貴重な文学関係資料を収集・保存・活用し郷土文化の発展に寄与することを目的として、多くの方のご協力を得て昭和62年、広島文学資料室が中央図書館の3階に開室しました。資料点数は30,852点。また、平成21年3月には、Web広島文学資料室として21人の収集対象作家の中から鈴木三重吉の関係資料を「鈴木三重吉と「赤い鳥」の世界」として公開しています。

広島文学資料室のご紹介

広島文学資料室は、広島が生んだ日本の児童文学の先駆者である鈴木三重吉の寄贈資料を核として、広島にゆかりの深い作家、叙情詩人大木敦夫、原爆文学の原民喜ら21名の初版本や雑誌、肉筆原稿等を集め公開しています。収集対象作家は出身地または活動の拠点が広島市とその周辺地域であり、その業績が広島と深く関わりのある著名文学者を対象としています。収集資料30,852点。

広島文学資料室関連年表

広島文学資料室の作家たち

広島に関わりのある21名の文学者

広島文学資料は、広島に関わりのある21名の文学者を対象に、貴重な文学関係資料を収集、保存、活用し、郷土文化の発展に寄与することを目的として昭和62年10月16日に開室しました。
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鈴木 三重吉
(1882〜1936)
小説家・児童文学者
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猿楽町(広島市中区)に生まれる。
大学休学中、郷里で書きあげた「千鳥」が夏目漱石の推讃を受け、続いて「山彦」「小鳥の巣」「桑の実」などの秀作を発表。また、大正7年、雑誌「赤い鳥」を創刊し、児童文学史上不朽の功績を残した。
鈴木三重吉 資料目録 (PDF:296KB)
田中 純
(1890〜1966)
小説家・劇作家
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大手町(広島市中区)に生まれる。
大正8年、戯曲「五月の朝」で注目され、帝劇で上演。同年11月、里見ク、久米正雄らと雑誌「人間」を創刊。多くの戯曲・小説を発表。代表作「妻」は、信仰と愛欲の葛藤を描き高く評価された。
田中純 資料目録 (PDF:33.9KB)
細田 民樹
(1892〜1972)
小説家
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幼時を父の郷里、山県郡で過ごした。
軍隊批判を内容として代表作の一つとなった「或兵卒の記録」や、プロレタリア文学の影響を受けた作品群など数多くの小説を発表。第二次世界大戦中郷里に疎 開。戦後もしばらく広島の文学発展に尽力。「広島悲歌」などの著作がある。
細田民樹 資料目録 (PDF:66.4KB)
若杉 慧
(1903〜1987)
小説家
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安佐郡戸山村(広島市安佐南区)に生まれる。
前半生は教師。「微塵世界」で注目され文壇に登場。代表作とされる「エデンの海」は世評を呼び映画化された。晩年は旅と石仏に心を寄せ、随筆、写真集を刊行している。
若杉慧 資料目録 (PDF:34.5KB)
大田 洋子
(1903〜1963)
小説家
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山県郡原村(北広島町)に生まれる。
広島の妹宅で被爆。「屍の街」は佐伯郡の避難先で障子紙やちり紙に綴られた。
他に「海女」「桜の国」「人間襤褸」「半人間」「夕凪の街と人と」などがある。
大田洋子 資料目録 (PDF:49KB)
原 民喜
(1905〜1951)
詩人・小説家
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幟町(広島市中区)に生まれる。
広島疎開中に被爆。佐伯郡八幡村(広島市佐伯区)に移り、「夏の花」(原題「原子爆弾」)を執筆。翌年上京。「三田文学」の編集に携わり、遠藤周作らの後進を育てる一方、原爆体験にもとづく作品を発表していった。
原民喜 資料目録 (PDF:51.6KB)
阿川 弘之
(1920〜)
小説家
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白島九軒町(広島市中区)に生まれる。
海軍予備学生として入隊。復員後、文筆生活に入り「春の城」で作家としての地位を確立した。以後「魔の遺産」「雲の墓標」「山本五十六」「井上成美」など、多くの作品を発表し、活躍中。
阿川弘之 資料目録 (PDF:96.1KB)
桂 芳久
(1929〜2005)
小説家
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高田郡吉田町(安芸高田市)に生まれる。
三島由紀夫の推薦で「群像」に「刺草の蔭に」を載せ、文壇に登場。原爆体験と死の虚無感を描き、やがて長編「海鳴りの遠くより」に発展させる。主著に「火と碑」「水と火の伝承」「光の祭場」など。
桂芳久 資料目録 (PDF:14.5KB)
竹西 寛子
(1929〜)
小説家・文芸評論家
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皆実町(広島市南区)に生まれる。
昭和39年「往還の記」で田村俊子賞受賞。「儀式」が女流文学賞候補となり、注目を集める。以来、小説、評論の両分野で活躍。文学賞受賞も多数。原爆と現代をテーマにした「管絃祭」は、昭和53年女流文学賞を受賞した。
竹西寛子 資料目録 (PDF:57.1KB)
梶山 季之
(1930〜1975)
小説家
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広島高等師範学校国語科卒。高師在学中から同人誌「天邪鬼」を主宰し、原民喜詩碑建立に奔走する。
社会派推理小説「黒の試走車」で文壇デビュー。現代世相を鋭く描くもの、官能的なものと多彩な活躍ぶりで、多くの読者を得た。
梶山季之 資料目録 (PDF:174KB)
大庭 みな子
(1930〜2007)
小説家
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終戦を賀茂郡西条町(東広島市)で迎え、被爆後の広島に救援隊として動員される。
昭和43年「三匹の蟹」で群像新人賞と芥川賞を受賞し文壇に登場。以後幻想的で詩的な作品を次々と発表した。2007年(平成19年)5月24日死去。

大庭みな子 資料目録 (PDF:48.4KB)

岡山 巌
(1894〜1969)
歌人
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水主町(広島市中区)に生まれる。
昭和6年「歌と観照」を創刊し、没年まで主宰。歌論の根底を西田哲学にすえ、当時期における短歌革新の旗手であった。主著に「短歌文学論」を軸とする10数冊の歌論や、「思想と感情」「運命」などの歌集がある。
岡山巌 資料目録 (PDF:51.8KB)
正田 篠枝
(1910〜1965)
歌人
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安芸郡江田島村(江田島市)に生まれる。
平野町(広島市中区)の自宅で被爆。占領下の言論統制が行われている中で、原爆の悲惨さを怒りをこめてうたった「さんげ」を秘密出版した。他に、「耳鳴り」「百日紅」、童話集「ピカッ子ちゃん」などがある。
正田篠枝 資料目録 (PDF:85.2KB)
近藤 芳美
(1913〜2006)
歌人
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12歳より広島の祖母のもとに寄留。
昭和7年、広高在学中に中村憲吉に会い「アララギ」に入会、憲吉没後は土屋文明に師事。
昭和23年、歌集「早春歌」「埃吹く街」で注目され、以来、戦後短歌の旗手として多くの歌集・評論集などを発表した。
近藤芳美 資料目録 (PDF:126KB)
大木 惇夫
(1895〜1977)
詩人
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天満町(広島市西区)に生まれる。
北原白秋に師事し、大正14年、処女詩集「風・光・木の葉」を刊行。詩人としての地位を定め、多くの作品を発表。詩作のほか、訳詩・小説・伝記・児童文学・歌謡曲の作詞などにも才能を発揮した。
大木 惇夫 資料目録 (PDF:93.5KB)
栗原 貞子
(1913〜2005)
詩人
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安佐郡可部町(広島市安佐北区)に生まれる。
昭和20年末、夫唯一や細田民樹らと「中国文化連盟」を結成、翌年雑誌『中国文化』を創刊、詩歌集『黒い卵』を出版する。創作活動とともに、核兵器廃絶を 訴える活動を続けた。主著に『私は広島を証言する』『ヒロシマというとき』ほか。
峠 三吉
(1917〜1953)
詩人
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幼時から広島市に育つ。翠町(広島市南区)の自宅で被爆。
代表作「原爆詩集」をはじめ、詩作を通じて原爆の全人類的災禍を訴えた。また、「広島青年文化連盟」委員長として、文化サークル活動推進にも力を注いだ。
峠三吉 資料目録 (PDF:42.7KB)
黒田 三郎
(1919〜1980)
詩人
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呉市に生まれる。
昭和22年、鮎川信夫・田村隆一らと「荒地」を創刊。詩集「ひとりの女に」(H氏賞受賞)「失われた墓碑銘」「もっと高く」などのほか、評論集もある。また、「日本現代詩人会」理事長や「詩人会議」運営委員長も務めた。
黒田三郎 資料目録 (PDF:62.4KB)
小山内 薫
(1881〜1928)
演出家
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大手町(広島市中区)に生まれる。
歌舞伎でも新派でもない新劇の樹立を提唱し、明治42年、市川左団次らと「自由劇場」を設立。
大正13年、土方与志らと「築地小劇場」を興すなど、日本近代演劇の開拓者として活躍した。
小山内薫 資料目録 (PDF:396KB)
畑 耕一
(1896〜1957)
小説家・評論家・劇作家
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堀川町(広島市中区)に生まれる。
戯曲、劇評、大衆小説などに幅広く活躍。
主著に「棘の楽園」「広島大本営」「笑ひ切れぬ話」などがある。昭和19年、安佐郡可部町(広島市安佐北区)に疎開。戦後は広島の文化運動に寄与し、この地に没した。
畑耕一 資料目録 (PDF:250KB)
新藤 兼人
(1912〜)
脚本家・映画監督
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佐伯郡石内村(広島市佐伯区)に生まれる。
シナリオを発表しつつ、映画の監督にも力を注いでいる。主な監督作品に、「第五福竜丸」モスクワ国際映画祭グランプリの「裸の島」「原爆の子」など。主著に「シナリオ修業」「新藤兼人の映画著作集」などがある。
新藤兼人 資料目録 (PDF:119KB)

鈴木三重吉と「赤い鳥」の世界

鈴木三重吉主宰「赤い鳥」刊行90周年の節目に、このアーカイブを作成いたしました。鈴木三重吉と「赤い鳥」に興味を持っていただき、当館所蔵の文学資料のご利用をすすめていただけましたら幸いです。
鈴木三重吉と「赤い鳥」の世界へ

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