こども図書館で令和7年度学校図書館支援講座「つながる広がる学校図書館」を開催しました

カテゴリー
こども図書館
記事分類
事業報告
公開日
2025年8月30日

令和7年7月25日(金)、令和7年度学校図書館支援講座「つながる広がる学校図書館」を開催しました

40年間埼玉県の高校の学校司書として勤務し、現在はオフィスみちねこ代表(学校図書館や子どもの本の情報発信)、社会教育士、埼玉大学・東洋大学非常勤講師の木下通子さんをお迎えし、探究学習や探究学習での学校図書館の活用についてお話いただきました。

探究学習は調べ学習と違い、調べることが目的ではなく、自分で課題を設定し、探究のプロセスを大切にし、問いを探究し続ける学習であること、そして探究学習の「情報収集」と「整理・分析」で学校図書館を活かすことが大切とお話されました。また学校司書が司書教諭との授業にどのように関わるかなど具体例を紹介しながら講演されました。探究活動、読書活動への様々なアプローチ(読書ワーク)、思考ツールの使い方について、参考にしたい、取り組みたいという参加者の声が多く寄せられました。

新しく出版される『学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』(講師編著、学事出版)から、子どもと本をつなぐ14のワーク(例:くるくる読書、あらまし読み、本を読まないで楽しむワークなど)や、学校図書館が出版社・作家、書店、教育行政などの地域とつながり、学校のハブとなる実践例(「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2024」など)も紹介してくださり、学校図書館を取り巻く大人たちができることがあると、背中を押していただきました。

講座の様子

講座の様子

講座関連資料(一部)