畑耕一翻訳 M・R・ジェイムズ怪談集
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畑耕一(はた こういち)明治十九(一八八六)年~昭和三二(一九五七)年小説家、劇作家、評論家 広島市堀川町(現 中区)出身。東京大学卒業後は東京日日新聞社記者、国民新聞社学芸部長として勤務。この間、大正二年「三田文学」へ発表した「怪談」で文壇へデビューする。大正十三(一九二四)年、松竹キネマに入社後、研究所長、企画部長として映画・演劇製作に携わる。大学でジャーナリズムや映画研究の講座を担当、また、歌謡曲を作詞するなど多方面で活躍した。代表的な著作に『笑ひきれぬ話』、『怪異草紙』(ともに大正十四年刊)、随筆『ラクダのコブ』(大正十五年)、『広島大本営』(昭和十八年)などがある。昭和十九年より安佐郡可部町(現安佐北区)に疎開、戦後は「中国文化」「ぎんのすず」などに作品を書くなど、広島の文芸復興に尽力した。 web広島文学資料室「畑耕一」(http://www.library.city.hiroshima.jp/hatakoichi/) 【写真】畑耕一と幽霊画のコレクション― 5 ―

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