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資料収集要綱
広島市立図書館では、図書館の使命や役割をふまえて、図書館資料収集の考え方を「広島市立図書館資料収集方針」としてまとめました。中央図書館(区図書館、まんが図書館を含む)とこども図書館は、設置の根拠となる条例が異なりますので「収集方針」も2部構成としました。
中央図書館資料収集要綱
1.趣旨
この要綱は、広島市立中央図書館条例に基づき設置された図書館における資料の収集について、広島市立中央図書館管理運営規則に基づき、その必要な事項を定めるものとする。
2.資料収集の基本方針
市民の生涯にわたる教養、調査研究、レクリエーションに役立つ資料や情報を収集し、提供することは、公立図書館の基本的な役割である。
広島市立図書館は、この基本的役割を踏まえて、市民各層の幅広い資料要求にこたえるとともに、国際平和文化都市の図書館として、地域文化の継承・発展に寄与し、また原子爆弾による被爆体験の継承と平和意識の高揚を図り、そしてまた国際理解を深めるための資料収集に努める。
3.資料収集の方法
- (1)
- 収集計画に基づいて収集する。
広島市立図書館は、国内の出版物の網羅的な収集を目指す。収集にあたっては、収集計画を作成し、それに基づいて収集する。
- (2)
- 図書館システムとして収集する。
広島市立図書館は、中央図書館、こども図書館、各区図書館、まんが図書館、自動車図書館を一体のシステムとして運営している。このため、それぞれの役割や機能を踏まえて、体系的な蔵書構成を図る。
- (3)
- 市民の要求を資料収集に、的確に反映する。
広範な市民の要求を資料収集に反映する。リクエスト等の直接の要求だけでなく潜在的な要求や将来の要求も反映する。
- (4)
- 資料収集方針は公開する。
資料収集方針は広く市民に公開し、収集内容を明らかにするとともに、市民の要望や意見を真摯に受けとめ、多様な議論の中でより豊かな資料収集方針を作成する。
4.各館等の役割と資料収集の範囲
- (1)
- 中央図書館は、広島市の中心館として、区図書館等の支援並びに高度な学習や調査研究の専門図書館及び最終的な保存図書館という役割がある。
このため、高度な学術書を除き、専門書を含め、選択基準に例示した資料を中心に幅広く収集する。
専門的な資料の収集にあたっては、大学や専門機関等と相互協力のうえ、効率的な収集を行う。
また、広島資料、被爆文献資料、広島文学資料は、広島市としての特色を有するものであり、関係資料を網羅的に収集する。
- (2)
- 区図書館は、市民の身近な図書館として、乳幼児から高齢者まで、日常生活の中で必要とされる資料や情報を提供するとともに、様々な学習や調査研究の援助を行う。高度かつ専門的な事項については、中央図書館やその他の図書館等と連携して支援する。
そのため、児童図書から一般図書まで幅広く収集する。一般図書は、小説、実用書・教養書・参考図書等、新鮮な図書の維持に努める。また、地域に関する資料は、網羅的に収集する。
- (3)
- まんが図書館は、全国唯一の公立の漫画専門の図書館であり、広島市の特色の一つである。漫画は、近年学術的な研究も進められ、大学の学科に加えられる等、社会的評価も定着してきている。
このため、市民の豊かな感性や創造性の醸成に役立てるとともに、漫画文化の発展に寄与するため、良質で資料的価値の高い漫画資料及び漫画研究のための漫画関係資料を体系的に収集する。
また、まんが図書館あさ閲覧室は、まんが図書館を補完する付属施設として、学習・教養漫画を含む漫画資料を収集する。
- (4)
- 自動車図書館は、市民に対する直接サービスとしての自動車文庫(「ともはと」号)業務と、間接サービスとしての公民館図書室や地域文庫等の配本所への配本業務がある。
自動車文庫(「ともはと」号)は、図書館を利用するのに不便な地域の市民にサービスを提供するが、その主たる利用者は地域の乳幼児から高齢者である。これらの人々の読書及び情報に対する要求を受けとめ、小説、実用書、児童図書を中心に収集する。
配本所は、市民の気軽な学習の場として読書及び情報に対する幅広いニーズを受けとめ、乳幼児から高齢者まで、幅広い利用層を対象に、趣味、教養、娯楽、学習等に必要な資料を収集する。
5.収集から除く資料
- (1)
- 多くの利用が見込めないような高度な学術書や個人利用を主とする学習参考書、問題集。
- (2)
- 視聴覚資料(ただし、視覚障害者用のカセットテープは収集する)。
- (3)
- 興味本位な性的表現のもの、暴力を助長するおそれのあるもの等で、社会の秩序や市民の生活を著しく混乱させるもの。
- (4)
- 造本、印刷等が図書館での利用に耐えられないもの。
6.資料の選択
資料の選択は、2の「資料収集の基本方針」、3の「資料収集の方法」、4の「各館等の役割と資料収集の範囲」を受け、別に定める「選択基準」に基づき行うこととする。
なお、利用頻度の高い資料は、資料費や蔵書構成等を勘案しながら、複数収集することも考慮する。
7.選択の基本的態度
図書館は、利用者が自ら考え、判断することができるよう、次の点に留意しながら、あらゆる思想や主張が共存するような幅広い資料の収集に努める。
- (1)
- 多様な、対立する意見のある事柄については、それぞれの観点に立つ資料を収集する。
- (2)
- 著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれずに収集する。
- (3)
- 個人及び団体からの圧力に屈せずに収集する。
- (4)
- 収集によって起こる紛糾をおそれずに収集する。
- (5)
- 図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
以上によって収集した資料が、どのような思想や主張を持っていても、それを図書館及び図書館員が支持しているものではない。
8.資料収集の決定
- (1)
- 職員で構成される選択会議を経て、中央図書館長が決定する。
- (2)
- 選択会議の手続きについては、別に定める。
9.資料の更新及び除籍
図書館は常に適切な資料構成を維持し充実させるため、資料の更新を図る。また、資料の除籍も必要に応じて行なう。その基準は、次のとおりとする。
除籍の基準
- (1)
- き損・汚損
ア はなはだしいき損もしくは汚損のために修理製本等ができないもの。
イ 代替資料があり、修理価値のないもの。
- (2)
- 亡失
ア 自然災害や不可抗力の事故等により亡失したもの。
イ 再三の督促にかかわらず、回収不能の状態で2年を経過したもの。
ウ 所在が不明になって2年を経過したもの。
- (3)
- 不用
ア 時間の経過によって内容が古くなり、資料的価値がなくなったもの。
イ 時間の経過により利用の可能性が低下した複本。
ウ 新版・改訂版又は同種資料の入手によって、代替可能となった既存資料。
エ 新聞・雑誌については、定められた保存年限を経過したもの。
※6 資料の選択の項の文中にある「選択基準」については、掲載を省略しています。
窓口に備え付けていますので、お申し出ください。
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こども図書館資料収集要綱
1.趣旨
この要綱は、広島市こども図書館条例に基づき、図書館の資料収集について、必要な事項を定めるものとする。
2.資料収集の基本方針
広島市こども図書館は、子どものための専門図書館として、子どもが本に親しみ、読書を楽しむことをとおして、想像力、ならびに創造力を養い、より豊かな人間性を育み、健やかな成長に資する資料の収集を図るものとする。また、児童文学等児童文化関係の研究調査にも応じられるよう、必要な資料を収集する。併せて、国際平和文化都市の図書館として、原子爆弾による被爆体験の継承と平和意識の高揚と国際理解を深めるための資料収集に努める。
3.資料収集の方法
- (1)
- 子どもの健やかな成長に資する資料を収集する。
児童書や絵本・紙芝居をはじめ、児童書をほぼ網羅的に収集する。
- (2)
- 子どもの読書活動を啓発・支援するための資料を収集する。
読書活動推進を図るため関係資料を収集する。
- (3)
- 図書館システムとして収集する。
広島市立図書館は、こども図書館、中央図書館、各区図書館、まんが図書館、自動車図書館を一つのシステムとして運営している。このため、こども図書館の目的や機能を踏まえて、体系的な蔵書構成を図る。
- (4)
- 市民の要求を資料収集に、適確に反映する。
広範な市民の要求を資料収集に反映する。リクエスト等の直接の要求だけでなく潜在的な要求や将来の要求も反映する。
- (5)
- 資料収集方針は公開する。
資料収集方針は広く市民に公開し、収集内容を明らかにするとともに、市民の要望や意見を真摯に受けとめ、多様な議論の中でより豊かな資料収集方針を作成する。
4.こども図書館の役割と資料収集の範囲
こども図書館は、周辺地区の身近な児童専門の図書館であると同時に、広島市の児童サービスの中心館として、児童部門の調査研究の専門図書館及び最終的な保存図書館という機能がある。
このため、参考図書、専門図書も含め、基本的な児童書を網羅的に、場合によっては一般書も含め収集する。
5.収集から除く資料
- (1)
- 学習参考書、各種問題集や書き込むこと、切り取ること、組み立てることを目的とする資料。
- (2)
- 造本、印刷等が図書館での利用に耐えられないもの。
6.資料の選択
資料の選択は、2の「資料収集の基本方針」、3の「資料収集の方法」、4の「こども図書館の役割と資料収集の範囲」を受け、別に定める「選択基準」に基づき行うこととする。
7.選択の基本的態度
図書館は、利用者が自ら考え、判断することができるよう次の点に留意しながら、あらゆる思想や主張が共存するような幅広い資料の収集に努める。
- (1)
- 多様な、対立する意見のある事柄については、それぞれの観点に立つ資料を収集する。
- (2)
- 著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれずに収集する。
- (3)
- 個人及び団体からの圧力に屈せずに収集する。
- (4)
- 収集によって起こる紛糾をおそれずに収集する。
- (5)
- 図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
以上によって収集した資料が、どのような思想や主張を持っていても、それを図書館及び図書館員が支持しているものではない。
8.資料収集の決定
- (1)
- 職員の合議により資料の選択を行い、館長が決定する。
- (2)
- 選択会議の手続きについては、別に定める。
9.資料の更新及び除籍
図書館は常に適切な資料構成を維持し充実させるため、資料の更新を図る。また、資料の除籍も必要に応じて行なう。その基準は、次のとおりとする。
除籍の基準
- (1)
- き損・汚損
ア はなはだしいき損もしくは汚損のために修理製本等ができないもの。
イ 代替資料があり、修理価値のないもの。
- (2)
- 亡失
ア 利用者が天災、その他により失ったもの。
イ 未返却資料で、督促不能状態で1年を経過したもの。
ウ 資料の所在が2年にわたり不明のもの。
- (3)
- 不用
ア 時の経過に伴い利用頻度の低くなった複本のもの。
イ 新聞・雑誌については、定められた時を経過したもの。
※6 資料の選択の項の文中にある「選択基準」については、掲載を省略しています。
窓口に備え付けていますので、お申し出ください。
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